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チョール 国境の沈む島 [2012年]

インドとバングラディッシュの間を流れるガンジス川に浮かぶ中洲(=チョール)。
上流でダムを作った影響があり、その中洲は出来たのだが、時に形を変え、時に滅亡することもある。
そんな中洲に移り住んだ人々やその中のある家族を追った作品である。

まだもう少し整理しないと見ずらい気はするものの、
荒削りで臨場感たっぷりな感じもする。
考えてみると、このくらいの出来がコンペとしては当たり前なのかもしれない。



この中洲がちょうど国境にあることから、国境警備隊の監視は大変厳しくなる。
中洲に住む人たちの収入源と言えば、インドで買い付けして、バングラディッシュで売ることがメインだ。
国境超えを見つけようと警備隊は必死になるが、住民も頭がいい。彼らに対抗する術を身に付けたりする。


ダムの影響で自分が住んでいる土地が削られていく映像は、音も効果的であった。
全くの砂地なのだ。
それがザクザクっと川へ流れていくのは恐ろしいことである。

お父さんが病気?仮病?で働けない分、学校に通いたい青年は仕事をしなくてはならない。
その葛藤が砂地が崩れる気持ちと重なる。
お父さん、少しは働け!


なんとも言えないこれが現実、ドキュメンタリーなのだ。




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ソーラヴ・サーランギ監督
インド、イタリア、ノルウェー、デンマーク 2012年

http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic04.html
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