K-CINEMA
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/
観た映画の感想を残そうかなと。
カエル
2014-09-12T08:13:09+09:00
ja
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ホットロード
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2014-09-12
多感な時期に別マ読んでました。紡木たくといえば、ホットロード。大好きでした。ど真ん中でした。今も忘れられない。。。それがですよ。映画化ですって。観に行かない訳無いですよね。絶対1人で行こうって決めてました。実際はね、アニメであの作品を観たかったんです、実写じゃなくて。だからイメージ離れちゃうかもなって思ったんですけどね、それでも観ない訳いかなくて、行って来ました。とても丁寧に原作の雰囲気を守っていたように思います。監督のカラーというよりは、紡木たくのカラーを現実にした感じに仕上げられていた気がします。119分で仕上げなくてはならないので、若干矢継ぎ早に事が進むのですが、原作を読んでいるとそれは承知に上で問題ない。あの時代の感覚が蘇って来て切なくなりましたー☆この時代背景に今の若い人達は馴染めないことが多いかもしれませんよね。携帯はないし、暴走族もいないし、親に見捨てられた子なんてほぼいないし、、、。そうそう、不良はクラスに1人はいたものです。特に普通にいたので、友達でもありますし、不良カッコいいくらいありましたし。さすがに暴走族の集会は行った事無いですけどね。公衆電話からの連絡とか、親に黙って家を出るとか、友達と居るとそれが全てで救われるとか、いちいちきゅんきゅんするんですよね。シンパシーを感じざるを得ない。登坂広臣さんの情報が無い分、春山にとても近い感じがしました。理想を言えばもっと華奢な感じでしたが、演技が上手で見ていてホッとできました。その反面、能年ちゃんはじぇじぇじぇやふわっとしたの印象が強すぎて和希の孤独感強さ口調みたいなものがなかなか馴染めず終わってしまいました。ホットロードをやる前に、ジェジェジェ以外のアウトローな役をやってからがよかったかもなぁ。。。と思ってしまいました。しかし可愛いからゆるします。あ!デビュー作をこっちにしてからじぇじぇじぇにしたらよかったかも?お父さんとお母さんの最後の下り「この子には愛情を、、、」はいらないかな。上手くまとめる必要は無くて、しかも親目線とかいらないし。これは和希と春山のストーリーだけでいい。もう一回観に行ってもいいかも。。。最後に尾崎豊は、、、もうね。------三木孝浩監督 2014年 日本http://hotroad-movie.jp/http://movies.yahoo.co.jp/movie/348635/
2014年
カエル
2014-09-12T08:13:09+09:00
紡木たくといえば、ホットロード。
大好きでした。
ど真ん中でした。
今も忘れられない。。。
それがですよ。
映画化ですって。
観に行かない訳無いですよね。
絶対1人で行こうって決めてました。
実際はね、アニメであの作品を観たかったんです、実写じゃなくて。
だからイメージ離れちゃうかもなって思ったんですけどね、それでも観ない訳いかなくて、行って来ました。
とても丁寧に原作の雰囲気を守っていたように思います。
監督のカラーというよりは、紡木たくのカラーを現実にした感じに仕上げられていた気がします。
119分で仕上げなくてはならないので、若干矢継ぎ早に事が進むのですが、
原作を読んでいるとそれは承知に上で問題ない。
あの時代の感覚が蘇って来て切なくなりましたー☆
この時代背景に今の若い人達は馴染めないことが多いかもしれませんよね。
携帯はないし、暴走族もいないし、親に見捨てられた子なんてほぼいないし、、、。
そうそう、不良はクラスに1人はいたものです。
特に普通にいたので、友達でもありますし、不良カッコいいくらいありましたし。
さすがに暴走族の集会は行った事無いですけどね。
公衆電話からの連絡とか、
親に黙って家を出るとか、
友達と居るとそれが全てで救われるとか、
いちいちきゅんきゅんするんですよね。
シンパシーを感じざるを得ない。
登坂広臣さんの情報が無い分、春山にとても近い感じがしました。
理想を言えばもっと華奢な感じでしたが、
演技が上手で見ていてホッとできました。
その反面、能年ちゃんはじぇじぇじぇやふわっとしたの印象が強すぎて
和希の孤独感強さ口調みたいなものがなかなか馴染めず終わってしまいました。
ホットロードをやる前に、ジェジェジェ以外のアウトローな役をやってからがよかったかもなぁ。。。と思ってしまいました。
しかし可愛いからゆるします。
あ!デビュー作をこっちにしてからじぇじぇじぇにしたらよかったかも?
お父さんとお母さんの最後の下り「この子には愛情を、、、」はいらないかな。
上手くまとめる必要は無くて、しかも親目線とかいらないし。
これは和希と春山のストーリーだけでいい。
もう一回観に行ってもいいかも。。。
最後に尾崎豊は、、、もうね。
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三木孝浩監督
2014年 日本
http://hotroad-movie.jp/
http://movies.yahoo.co.jp/movie/348635/
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野性の証明
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2014-08-15-1
何十年振りに観たんだろうか?急に観たくなった。全く内容は忘れていた。有り難い話。この時代から特殊部隊と言う物は存在していたんだね。いわゆるSATみたいなもんの始まりなんでしょ?残虐な殺人事件シーンと、予知能力を持つという頼子(薬師丸ひろ子)というポイントで、八墓村と時をかける少女がふわっ脳裏をよぎった。実際に、キャンプ潜入したら誰でも殺していいいという話は実際に理解しがたいが、ひょっとしてるあるかもね?とてもスケールの大きいロケだよね。戦闘機とかでてきたし、、、。あの頃はお金があったんだろうね。原作森村誠一さんの本を読んでみたいなと思ったよ。きっと展開は違う気がする。こうして感想を文字にすると、リアリティが薄くてどう書いていいのかわからないんだけれどね、でもね、見終わったあとはおもしろかったなって思ったんだよね。なんでだろう?ってずーっと考えているんだけど、きっと、、、薬師丸ひろ子さんと高倉健さんの演技に魅了されたのかと行き着いたの。それに、出てくる人出て来る人超豪華で、わくわくしたんだよね。みんなハードボイルドで格好良くて、それでいて、人情味あるところもあって。かっこいい男達。そして中野良子さんが色っぽくてたまりません。あんな大人になる予定だったんだけど、、、。かっこいい。そんな映画です。やっぱ健さんかっこいいね。若いときは更にいいね。---佐藤純彌監督 日本 1978年http://movies.yahoo.co.jp/movie/野性の証明/87944/
1978年
カエル
2014-08-15T10:09:49+09:00
急に観たくなった。
全く内容は忘れていた。有り難い話。
この時代から特殊部隊と言う物は存在していたんだね。
いわゆるSATみたいなもんの始まりなんでしょ?
残虐な殺人事件シーンと、予知能力を持つという頼子(薬師丸ひろ子)という
ポイントで、八墓村と時をかける少女がふわっ脳裏をよぎった。
実際に、キャンプ潜入したら誰でも殺していいいという話は
実際に理解しがたいが、ひょっとしてるあるかもね?
とてもスケールの大きいロケだよね。戦闘機とかでてきたし、、、。
あの頃はお金があったんだろうね。
原作森村誠一さんの本を読んでみたいなと思ったよ。
きっと展開は違う気がする。
こうして感想を文字にすると、リアリティが薄くてどう書いていいのかわからないんだけれどね、でもね、見終わったあとはおもしろかったなって思ったんだよね。
なんでだろう?ってずーっと考えているんだけど、きっと、、、
薬師丸ひろ子さんと高倉健さんの演技に魅了されたのかと行き着いたの。
それに、出てくる人出て来る人超豪華で、わくわくしたんだよね。
みんなハードボイルドで格好良くて、それでいて、人情味あるところもあって。
かっこいい男達。
そして中野良子さんが色っぽくてたまりません。
あんな大人になる予定だったんだけど、、、。かっこいい。
そんな映画です。
やっぱ健さんかっこいいね。若いときは更にいいね。
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佐藤純彌監督
日本 1978年
http://movies.yahoo.co.jp/movie/野性の証明/87944/
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夢売るふたり
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2014-08-15
随分と映画から遠ざかってしまった私ですが、なんとなくWOWOW録画していた作品でコレをチョイスしてみた。再生を押すまでこれが邦画ということもわからず。。。おお。西川監督の作品録画していたんだ!私。「ゆれる」でもかなり感動したんだけど、ここでいう感動とは、邦画がすごく変化したことに感動したのね。人間味があぶり出される作品だった。ゆれるもそうだったけど。女の根っこの執念深い部分が相当。。。これをみてなるほどねって思うってことは、私の中にも眠ってる感情なんだろうね。でもさ、きっとさ、里子(松たか子)は悲しいよね。ダメだってわかっててさ始めたんだろうけど、やっぱりやらなきゃ良かったって思ったよね。里子は計画したときは、自分は強いと思ったんだろうね。こんなに傷着くとは思ってなかっただろうね。田舎の義理のお父さんとの電話では泣けちゃうよね。そんなに強くないよね。女って、やっぱり勘どろこ冴えてるからね、本気になったかとかさわかっちゃうよね。切ない女のストーリーだよね。でもね、なんていうんだろうな、最後に結局は貫也(阿部サダヲ)が刑務所に入るってところで、それが女監督なんだろうな。西川監督の女としての気が済む落としどころというかさ。これで、みんなすっきりするエンディングだったんじゃないかなって思ったよね。私も見ててこうでないと終われないと思ったもん。あとは二人死ぬかね。あああ男の監督だったら、、、心中なのかもね。そうか、そうなのかも。それが男と女の違いかもね。。。松たかこさんとい女優さんは、演技がうまいし歌もうまいし、魅了される人だね。田中麗奈さんの最後の発狂シーンは最高。それを阻止する鶴瓶さんはあの人すごい人だよね。役者顔負けだよね。---西川美和監督 日本 2012年http://yumeuru.asmik-ace.co.jp/
2012年
カエル
2014-08-15T09:52:32+09:00
なんとなくWOWOW録画していた作品でコレをチョイスしてみた。
再生を押すまでこれが邦画ということもわからず。。。
おお。西川監督の作品録画していたんだ!私。
「ゆれる」でもかなり感動したんだけど、
ここでいう感動とは、邦画がすごく変化したことに感動したのね。
人間味があぶり出される作品だった。
ゆれるもそうだったけど。
女の根っこの執念深い部分が相当。。。
これをみてなるほどねって思うってことは、私の中にも眠ってる感情なんだろうね。
でもさ、きっとさ、里子(松たか子)は悲しいよね。
ダメだってわかっててさ始めたんだろうけど、やっぱりやらなきゃ良かったって思ったよね。
里子は計画したときは、自分は強いと思ったんだろうね。
こんなに傷着くとは思ってなかっただろうね。
田舎の義理のお父さんとの電話では泣けちゃうよね。
そんなに強くないよね。
女って、やっぱり勘どろこ冴えてるからね、本気になったかとかさわかっちゃうよね。切ない女のストーリーだよね。
でもね、なんていうんだろうな、最後に結局は貫也(阿部サダヲ)が刑務所に入るってところで、それが女監督なんだろうな。
西川監督の女としての気が済む落としどころというかさ。
これで、みんなすっきりするエンディングだったんじゃないかなって思ったよね。
私も見ててこうでないと終われないと思ったもん。あとは二人死ぬかね。
あああ男の監督だったら、、、心中なのかもね。そうか、そうなのかも。それが男と女の違いかもね。。。
松たかこさんとい女優さんは、演技がうまいし歌もうまいし、
魅了される人だね。
田中麗奈さんの最後の発狂シーンは最高。
それを阻止する鶴瓶さんはあの人すごい人だよね。
役者顔負けだよね。
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西川美和監督
日本 2012年
http://yumeuru.asmik-ace.co.jp/
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アナ・アラビア
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-12-12-1
「キプールの記憶」のアモス・ギタイ監督が、イスラエル・テルアビブ郊外のヤッファ地区とバットヤム市の境界にある古い住宅地で暮らす人々の模様を、全編ワンカットの長回しでとらえた。2013年・第14回東京フィルメックス特別招待作品。と、あります作品を観に行きました。イスラエルに住むアラブ人のところに嫁いだユダヤ人を取材に来たジャーナリストのヤエルさん。それをある空間で85分ワンカットで撮影している。4時から5時半の間に撮影されたとか。どうやってみたら楽しめるか?というと、やっぱりカメラがどうしているのかを考えるといいでしょうね。ついついどこにカメラは逃げてどうやってつなげてるのか?最後の俯瞰へいく感じは何ども練習したのではないかしら?と思ってみたりしますね。緩やかに進んでいく素晴らしいカメラマン。夕暮れを狙ったのもわかる気がします。そんなカメラに注目しながらも、内容は重要で、会話は哲学的でパラリパラリと。アジアの果てからしたら、このイスラエルの問題はとても遠く感じて、私の見てきた作品ではいつでも争ってる内容が多かったりしますが、この作品では、争いの中でも、愛を育んだアラブ人とユダヤ人の二人の話しであって、戦争が起きる前はひょっとすると人種は違えどお隣どおしで仲良く、ひょっとすると戦争が起きてからもお話していたかもしれないなぁと思ったりするわけです。いろいろな苦労があったことでしょう。しかしずっとここで暮らす決断をした。ユダヤ人がアラブ人に改宗し、その土地に住む。いろんな人生がありますね。この土地のことは、この土地で起こったことは計り知れない。。。あまり重くなく、こういった事実をしることができる作品でもありました。美しいカメラワークです。---アモス・ギタイ監督2013年 イスラエル・フランスhttp://filmex.net/2013/ss06.html
2013年
カエル
2013-12-14T20:00:00+09:00
と、あります作品を観に行きました。
イスラエルに住むアラブ人のところに嫁いだユダヤ人を取材に来たジャーナリストのヤエルさん。
それをある空間で85分ワンカットで撮影している。
4時から5時半の間に撮影されたとか。
どうやってみたら楽しめるか?というと、やっぱりカメラがどうしているのかを
考えるといいでしょうね。ついついどこにカメラは逃げてどうやってつなげてるのか?
最後の俯瞰へいく感じは何ども練習したのではないかしら?と思ってみたりしますね。
緩やかに進んでいく素晴らしいカメラマン。
夕暮れを狙ったのもわかる気がします。
そんなカメラに注目しながらも、内容は重要で、会話は哲学的でパラリパラリと。
アジアの果てからしたら、このイスラエルの問題はとても遠く感じて、
私の見てきた作品ではいつでも争ってる内容が多かったりしますが、
この作品では、争いの中でも、愛を育んだアラブ人とユダヤ人の二人の話しであって、
戦争が起きる前はひょっとすると人種は違えどお隣どおしで仲良く、
ひょっとすると戦争が起きてからもお話していたかもしれないなぁと
思ったりするわけです。
いろいろな苦労があったことでしょう。
しかしずっとここで暮らす決断をした。
ユダヤ人がアラブ人に改宗し、その土地に住む。
いろんな人生がありますね。
この土地のことは、この土地で起こったことは計り知れない。。。
あまり重くなく、こういった事実をしることができる作品でもありました。
美しいカメラワークです。
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アモス・ギタイ監督
2013年 イスラエル・フランス
http://filmex.net/2013/ss06.html
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祭の馬
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-12-12
東京フィルメックスで上映されていたドキュメンタリー作品。祭の馬。これはしびれた。知り合いのカメラマンさんもスタッフで関わっていたのをクレジットで知った。通りで、会場にいたはずだぁ。福島県相馬市に住む馬のお話。「相馬野馬追」という歴史深いイベントが相馬市で行われていることを知らなかった。とても立派なお祭りなのね。「相馬」という土地にも「馬」の文字があることから昔から馬と共存してきたのだと想像がつくね。原発から20kmの距離にある相馬市。そこで生きてきた馬たち。3.11の津波に耐えて数頭は残っていた。そんな辛い映像から入っていく訳で。後、危険地域に指定され馬を置いていかなくてはならなくなった。厩舎主はありったけのエサを置きてきた。そして二週間後行くと、それでも数頭生き残っていた。。。その中の一頭が主人公ミラーズクエスト。パンフレットとは裏腹に、とても重みのあるお話です。未曾有な事故、あの日から現在に至る彼らの生き方を見ました。上映後監督も説明されていたけど、前半は報道ドキュメンタリー風で淡々とカットが続いていく作風だったのに対し、後半は監督の情を感じるなめらかな仕上がりになっていたような気がした。馬の生き様。厩舎の方の想い。一番引っかかった言葉は、「津波を経験した馬は、角がたってるな。」角?だったか自信がないけど、気が立ってるようなことを言っていた。怯えて気性が荒くなっているようで、お祭りで人がうまく乗り越せるのかな?とも思えた。そうだよね、馬だってさ、あんな津波がきて、鎖でつながれていてさ、逃げられなくて耐えるだけで、記憶に残るよね。想像するだけで泣けてくる。。。人間だってそう、馬だってそうだ。監督がすごく考えているなぁと思ったのは、作品に使われている曲なんだけど、すべて原発に関する彼の記憶に基づいた曲をselectしていること。だから私たちには説明をされないと理解できないんだけど、世界を旅してきて、たとえば中国が核実験を行なっている内モンゴルとかを訪れた時に向かう車中で聞いていたその土地の音楽を採用していたり。。。そういうのっていいselectだよね。そして、リーフレットにも載っていたキャッチーな言葉についても。監督の中で、被爆するとこれから生まれてくる子供にも影響がでるかもしれないということが頭にあって、生殖器というものがとても重要な気がしたと説明されていた。そうだ。そのとおりだ。とても丁寧にその思いを説明して..
2013年
カエル
2013-12-12T20:00:00+09:00
祭の馬。これはしびれた。
知り合いのカメラマンさんもスタッフで関わっていたのをクレジットで知った。
通りで、会場にいたはずだぁ。
福島県相馬市に住む馬のお話。
「相馬野馬追」という歴史深いイベントが相馬市で行われていることを知らなかった。
とても立派なお祭りなのね。
「相馬」という土地にも「馬」の文字があることから昔から馬と共存してきたのだと
想像がつくね。
原発から20kmの距離にある相馬市。
そこで生きてきた馬たち。
3.11の津波に耐えて数頭は残っていた。
そんな辛い映像から入っていく訳で。
後、危険地域に指定され馬を置いていかなくてはならなくなった。
厩舎主はありったけのエサを置きてきた。
そして二週間後行くと、それでも数頭生き残っていた。。。
その中の一頭が主人公ミラーズクエスト。
パンフレットとは裏腹に、とても重みのあるお話です。
未曾有な事故、あの日から現在に至る彼らの生き方を見ました。
上映後監督も説明されていたけど、前半は
報道ドキュメンタリー風で淡々とカットが続いていく作風だったのに対し、
後半は監督の情を感じるなめらかな仕上がりになっていたような気がした。
馬の生き様。
厩舎の方の想い。
一番引っかかった言葉は、「津波を経験した馬は、角がたってるな。」
角?だったか自信がないけど、気が立ってるようなことを言っていた。
怯えて気性が荒くなっているようで、お祭りで人がうまく乗り越せるのかな?とも思えた。
そうだよね、馬だってさ、あんな津波がきて、鎖でつながれていてさ、
逃げられなくて耐えるだけで、記憶に残るよね。
想像するだけで泣けてくる。。。
人間だってそう、馬だってそうだ。
監督がすごく考えているなぁと思ったのは、
作品に使われている曲なんだけど、すべて原発に関する彼の記憶に基づいた曲をselectしていること。だから私たちには説明をされないと理解できないんだけど、
世界を旅してきて、たとえば中国が核実験を行なっている内モンゴルとかを訪れた時に
向かう車中で聞いていたその土地の音楽を採用していたり。。。
そういうのっていいselectだよね。
そして、リーフレットにも載っていたキャッチーな言葉についても。
監督の中で、被爆するとこれから生まれてくる子供にも影響がでるかもしれないということが頭にあって、生殖器というものがとても重要な気がしたと説明されていた。
そうだ。そのとおりだ。
とても丁寧にその思いを説明してくれて、納得がいったというか。。。
(作品中でそれがわかると尚よいのかもしれないけど。。。)
作品もよかったんだけど、監督の説明する姿勢が大変見ていてうれしくなる作家さんだなぁと思ったのでした。
この厩舎にいる馬たちはもともとは、競走馬。
あまり勝ちがなかったり、ケガをしていたりする馬達はここで飼育される。
その後相馬野馬追に出たりする。その後は、食卓へと。
私が美味しいと食べている馬刺しは、大抵が競走馬だということも学びました。
この作品以来、「(命を)いただきます」食事の前に丁寧に言うようになりました。
主人公のミラーズクエストは4戦0勝にて競走馬であり、津波を生き延び、
局部にばい菌が入り、腫れれ上がっていても持ちこたえ、お祭りにでて、
元にいた相馬の厩舎で息を引き取った。
私は忘れないミラーズクエストを。そして何頭も亡くなった馬たちのことを。
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松林要樹監督
日本 2013年
http://matsurinouma.com/
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私の名前は、、、
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-12-05
東京フィルメックスで上映されていた作品。アニエス・ベー監督作品だけに、人が沢山来場していましたね。これがフランス映画だよなぁと思える作品でした。前衛的で、実験的でしびれました。こういう作品最近全く観ることがありません。上映されて嬉しいし、観ることができてよかったなぁと思います。というのは、、、内容は、父親が娘に対しての性的虐待から入ります。そして娘は家出をするロードームービーなのです。とても真面目なお話でしたが、画角なのですが、4:3の画像の粗い映像が挿入されていたり、つなぎ目のカットが3秒くらいの静止画で終わっていたり、初めて作品を作る子供がしてしまうような編集をしたりしていします。それが味わいとなってこの作品は、ある意思を持って編集されているんだろうと思わずにはいられませんでした。まさか、技術力がなくてこんなことには、あのアニエス・ベーがするわけがない。周りがそうさせるわけがない!笑そして、森の中で合った白い舞踏家二人の出現や、キャンプでに出会い方。それで前衛的実験作品と言ったのでした。このちょっと違和感のある感じが嫌いじゃないんですね。どうしてそうしたんだろう?と作品に没頭する傍らで自問自答していながら観ていました。監督はどうしてこうしたんだろう。。。?とか考えるのが好きです。しかし細かい説明的描写は省かれ、淡々とした役者達への演出であり、ぶつぶつカットされて進んでいく印象。これも、私は好きなんですね。なめらかな編集よりも荒っぽい、素っぽい出来が余計に感情を想像させるからです。人が泣いていたらもらい泣きしますけど、そういう余計なひっかかりを排除しているところが好き。観客を試している感じ。又戻りますが、作品内容としては、導入からショッキングで、オヤジが許せません。お母さん役は、「ルルドの泉で」に出てきたシルビー・テステューさん。いいわぁ。やっぱり気になる女優さんです。子供が健気で、なんとかしてやりたい気持ちが一身でしたね。そして、ダグラス・ゴートン監督が俳優として運転手約ででていましたね。彼がとても優しくて、本当によかったです。彼の優しさでこの作品は成り立っているんでしょうね。彼を幸せにさせてあげたかった。。。映画が終わったあと、世の中そう簡単にはいかないエンディングに納得がいかなくて、悶絶してました。叫びそうになりました。いや叫びたかった。私は好きな映画ですね。-----------------------..
2013年
カエル
2013-12-09T20:00:00+09:00
アニエス・ベー監督作品だけに、人が沢山来場していましたね。
これがフランス映画だよなぁと思える作品でした。
前衛的で、実験的でしびれました。
こういう作品最近全く観ることがありません。
上映されて嬉しいし、観ることができてよかったなぁと思います。
というのは、、、
内容は、父親が娘に対しての性的虐待から入ります。
そして娘は家出をするロードームービーなのです。
とても真面目なお話でしたが、
画角なのですが、4:3の画像の粗い映像が挿入されていたり、
つなぎ目のカットが3秒くらいの静止画で終わっていたり、
初めて作品を作る子供がしてしまうような編集をしたりしていします。
それが味わいとなってこの作品は、ある意思を持って編集されているんだろうと
思わずにはいられませんでした。
まさか、技術力がなくてこんなことには、あのアニエス・ベーがするわけがない。
周りがそうさせるわけがない!笑
そして、森の中で合った白い舞踏家二人の出現や、キャンプでに出会い方。
それで前衛的実験作品と言ったのでした。
このちょっと違和感のある感じが嫌いじゃないんですね。
どうしてそうしたんだろう?と作品に没頭する傍らで自問自答していながら観ていました。
監督はどうしてこうしたんだろう。。。?とか考えるのが好きです。
しかし細かい説明的描写は省かれ、淡々とした役者達への演出であり、
ぶつぶつカットされて進んでいく印象。
これも、私は好きなんですね。なめらかな編集よりも荒っぽい、素っぽい出来が余計に
感情を想像させるからです。
人が泣いていたらもらい泣きしますけど、そういう余計なひっかかりを排除しているところが好き。
観客を試している感じ。
又戻りますが、作品内容としては、導入からショッキングで、
オヤジが許せません。
お母さん役は、「ルルドの泉で」に出てきたシルビー・テステューさん。
いいわぁ。やっぱり気になる女優さんです。
子供が健気で、なんとかしてやりたい気持ちが一身でしたね。
そして、ダグラス・ゴートン監督が俳優として運転手約ででていましたね。
彼がとても優しくて、本当によかったです。
彼の優しさでこの作品は成り立っているんでしょうね。
彼を幸せにさせてあげたかった。。。
映画が終わったあと、世の中そう簡単にはいかないエンディングに納得がいかなくて、悶絶してました。
叫びそうになりました。
いや叫びたかった。
私は好きな映画ですね。
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アニエス・トゥルブレ(アニエス・ベー)監督
フランス 2013年
http://filmex.net/2013/ss04.html
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ムーラン
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-12-06
ディズニーの描くアニメの中でアジアンテイストのものがなぜか好きなんです。日本でないどこかのアジア。なんとなくユーラシア大陸のどこかの場所の出来事。。。顔つきや肌の色など、なんだか見ていてすごくなじむのがわかるんですよね。かといってキャラクター集めとかはしてないです。シンデレラは、小さい頃から知っているのだけれど、なぜかとても遠い存在でした。キレイすぎる?自分の身に覚えのない世界すぎる?笑綺麗だなぁって思うんだけど、どこか遠い異国のお話なのですよね。未だに、青い目の人を相手にすると、嘘つれている気がするのは私だけ?青い目の仲いいお友達もいるんですけどね。変な感覚。女の子が男の子に扮して戦う!っていうスタイルが好きなのかも。肉体的にも精神的にも強い女性に憧れがあるのかな?ムーランの物語は特に。彼女が何かできないか?と男になって戦う姿は勇ましいですよね~。それに頭もいいから敵をやっつけるやっつける。爽快!ビンと一緒にしごかれていた男たちも、最後のところで素直にビンの言うことを聴いたりして、同じ釜の飯を食ったもの同士、いい仲間だなと思って感動しちゃった。その点、偉い人たちの頭は硬いよね~。イラッとする。いーじゃん、仲間じゃん。その考え方が世界を滅ぼすよね~。今の政治や一流企業と同じかもなぁ。。。なんて事まで妄想は発展しました。いい映画だね。何ども見たいと思えます。ムーラン幸せになってよかったね!さて、ビンが女だとわかるシーンなんだけど、テントの外には日の丸の旗が掲げてあるの。お医者さんは日本人という設定なのかな?2000年前には日本人は中国と仲良しだったのかな?なにだか気になる日の丸でした~。frameborder="0" allowfullscreen>--------------------------1998年 アメリカバリー・クック監督トニー・バンクラフト監督http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tyca/id84309/
1998年
カエル
2013-12-06T00:00:00+09:00
日本でないどこかのアジア。
なんとなくユーラシア大陸のどこかの場所の出来事。。。
顔つきや肌の色など、なんだか見ていてすごくなじむのがわかるんですよね。
かといってキャラクター集めとかはしてないです。
シンデレラは、小さい頃から知っているのだけれど、なぜかとても遠い存在でした。
キレイすぎる?自分の身に覚えのない世界すぎる?笑
綺麗だなぁって思うんだけど、どこか遠い異国のお話なのですよね。
未だに、青い目の人を相手にすると、嘘つれている気がするのは私だけ?
青い目の仲いいお友達もいるんですけどね。変な感覚。
女の子が男の子に扮して戦う!っていうスタイルが好きなのかも。
肉体的にも精神的にも強い女性に憧れがあるのかな?
ムーランの物語は特に。
彼女が何かできないか?と男になって戦う姿は勇ましいですよね~。
それに頭もいいから敵をやっつけるやっつける。
爽快!
ビンと一緒にしごかれていた男たちも、最後のところで素直にビンの言うことを聴いたりして、
同じ釜の飯を食ったもの同士、いい仲間だなと思って感動しちゃった。
その点、偉い人たちの頭は硬いよね~。イラッとする。
いーじゃん、仲間じゃん。
その考え方が世界を滅ぼすよね~。
今の政治や一流企業と同じかもなぁ。。。
なんて事まで妄想は発展しました。
いい映画だね。
何ども見たいと思えます。
ムーラン幸せになってよかったね!
さて、ビンが女だとわかるシーンなんだけど、
テントの外には日の丸の旗が掲げてあるの。
お医者さんは日本人という設定なのかな?
2000年前には日本人は中国と仲良しだったのかな?
なにだか気になる日の丸でした~。
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1998年 アメリカ
バリー・クック監督
トニー・バンクラフト監督
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tyca/id84309/
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みんなで一緒に暮らしたら
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-12-02-1
老後をみんなで暮らしてはちゃめちゃだったけど、よかったね~。というストーリーだろうなと思ったけど、実際そうです。ただ、私はまだその年になっていなくて、ひょっとするとその年にならないとわからない感情があったりするのかもしれませんね。とふと思ったり。相手を思いやる気持ちだったり、仲間であるが故に、いざこざがあったり。笑えるなと思ったのは、フランス、ドイツの文化的思想だと思うけど、若かりし頃の過ち、クロードは友達であるアニーとジャンヌともに恋仲だった時代があってそれがストーリーの中でバレてしまうのだけれど、女性2人がソファーによりかかりクロードのことを話す場面。これはね、すごくね、うけた。女って強いなぁって思った。客観視できる女ってすごい生き物だなって思ったよ。若手のディルクの存在がいいスパイスだなと思った。彼がいるおかげで、対比がよかったと思うな。生と死であったり、若いと老いだったり、感情を出す大人たちに対して控えめな若者だったりとね。エンディングでさ、あーこの監督いい作品作ったなぁって思ったのはね、ジャンヌが亡くなって、夫のアルベールがやや認知でさ、ジャンヌが死んだ事を忘れちゃってるんだよね。それで探しに行くということになって、みんなで探しにいくんだよね。実際は気が済むように周りのお友達が付き合ってあげてるだけなんだけどさ。アルベールが一生懸命ジャンヌのことを呼びながら探しているのを見て、ディルクが続いて「ジャンヌー!」ってそしてみんなも一緒に叫んでいるところ。そうなんだよね。そういうことなんだよね。介護ってさ。--------------------------2011年 フランス・ドイツステファン・ロブラン監督http://www.cetera.co.jp/minna/http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id343200/
2011年
カエル
2013-12-03T20:00:00+09:00
というストーリーだろうなと思ったけど、実際そうです。
ただ、私はまだその年になっていなくて、
ひょっとするとその年にならないとわからない感情があったりするのかもしれませんね。
とふと思ったり。
相手を思いやる気持ちだったり、仲間であるが故に、いざこざがあったり。
笑えるなと思ったのは、フランス、ドイツの文化的思想だと思うけど、
若かりし頃の過ち、クロードは友達であるアニーとジャンヌともに恋仲だった時代があって
それがストーリーの中でバレてしまうのだけれど、女性2人がソファーによりかかり
クロードのことを話す場面。
これはね、すごくね、うけた。
女って強いなぁって思った。
客観視できる女ってすごい生き物だなって思ったよ。
若手のディルクの存在がいいスパイスだなと思った。
彼がいるおかげで、対比がよかったと思うな。
生と死であったり、若いと老いだったり、感情を出す大人たちに対して控えめな若者だったりとね。
エンディングでさ、あーこの監督いい作品作ったなぁって思ったのはね、
ジャンヌが亡くなって、夫のアルベールがやや認知でさ、ジャンヌが死んだ事を忘れちゃってるんだよね。それで探しに行くということになって、みんなで探しにいくんだよね。
実際は気が済むように周りのお友達が付き合ってあげてるだけなんだけどさ。
アルベールが一生懸命ジャンヌのことを呼びながら探しているのを見て、
ディルクが続いて「ジャンヌー!」ってそしてみんなも一緒に叫んでいるところ。
そうなんだよね。
そういうことなんだよね。
介護ってさ。
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2011年 フランス・ドイツ
ステファン・ロブラン監督
http://www.cetera.co.jp/minna/
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id343200/
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ルルドの泉で
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-12-02
実は観ようと思って観た作品ではないのです(ごめんなさい!)が、深夜に2度も観てしまった作品なのでした。なぜか数カット強烈に覚えていて、結果どういうことなのか?何が起きているのか?1度目は理解していなかったんですね。2度目に見続けてしまったのは、そこをしっかり判断したいと思ったからなのでした。<ルルドについてすごく簡単に調べてみた>世界最大の聖地ルルドに世界から奇跡を求めて人々が集まってくる。。ルルドはフランスとスペインの国境ピレネー山脈の麓にあるピレネー県の人口15000人程の小さい街。ピレネー山脈は巡礼の道として有名。1858年2月11日、14才になるベルナデット・スビルーさんという女の子はここルルドで奇跡的な体験をしたようです。川をわたるときに、「風の音のようなものを聞き、」そして洞窟の右側のくぼみに視線を向けると「柔らかい光に包まれ、白い服を着て青い帯をした若く美しい女性」が見えたというもの。そして、その女性は金色の雲に包まれ消えたようです。いわゆる、その女性は聖母マリア様なのです。後、18回出現したと言われています。ということで、そこで湧いている泉は数々の難病を治す「奇跡の泉」となっているとのこと。又ベルナデット自身も死後に死体が腐敗しないという奇跡を起こし、キリスト教公認の聖人と扱われているようですね。更に、今年になりますが2003年6月のニュースではこの泉が閉鎖されたようです。洞窟内が1.4mの高さまで浸水してしまったようですね。すごくはしよりましたが、そういうことで奇跡が起きる!ということになったんでしょう。この話を調べていて実はベルナデットが聖母マリアだったりしないのかしら?とか思ったりして。。。^^この作品はそんな奇跡の泉の周りで静かに巻き起こる人間模様を淡々と綴っていくストーリーとなっています。劇的な奇跡が目の前で起きたらそれはそれでハリウッド的なフィクションで終わるのですが、さすがヨーロッパの作品。いいことばかりでは終わらないエンディングで、若干「ムムムー」と唸るのです。みんな何かしら気になるところ良くなりたい部分があって、その重さは人とは比較はできない。自分こそ奇跡が起きるはず!と信じてこの泉にくるのだけれど、その中でも主人公の彼女だけが一瞬奇跡を起こした。それはそうれで「なぜ彼女だけ?」という妬みが見え隠れする。献身的に働くシスターの中にも、奇跡を信じて自分の病気を治したいと願う人もいた..
2009年
カエル
2013-12-02T20:00:00+09:00
が、深夜に2度も観てしまった作品なのでした。
なぜか数カット強烈に覚えていて、結果どういうことなのか?何が起きているのか?
1度目は理解していなかったんですね。
2度目に見続けてしまったのは、そこをしっかり判断したいと思ったからなのでした。
<ルルドについてすごく簡単に調べてみた>
世界最大の聖地ルルドに世界から奇跡を求めて人々が集まってくる。。
ルルドはフランスとスペインの国境ピレネー山脈の麓にあるピレネー県の人口15000人程の小さい街。
ピレネー山脈は巡礼の道として有名。
1858年2月11日、14才になるベルナデット・スビルーさんという女の子は
ここルルドで奇跡的な体験をしたようです。
川をわたるときに、「風の音のようなものを聞き、」そして洞窟の右側のくぼみに視線を向けると
「柔らかい光に包まれ、白い服を着て青い帯をした若く美しい女性」が見えたというもの。
そして、その女性は金色の雲に包まれ消えたようです。
いわゆる、その女性は聖母マリア様なのです。
後、18回出現したと言われています。
ということで、そこで湧いている泉は数々の難病を治す「奇跡の泉」となっているとのこと。
又ベルナデット自身も死後に死体が腐敗しないという奇跡を起こし、キリスト教公認の聖人と扱われているようですね。
更に、今年になりますが2003年6月のニュースではこの泉が閉鎖されたようです。
洞窟内が1.4mの高さまで浸水してしまったようですね。
すごくはしよりましたが、そういうことで奇跡が起きる!ということになったんでしょう。
この話を調べていて実はベルナデットが聖母マリアだったりしないのかしら?とか思ったりして。。。^^
この作品はそんな奇跡の泉の周りで静かに巻き起こる人間模様を淡々と綴っていくストーリーとなっています。
劇的な奇跡が目の前で起きたらそれはそれでハリウッド的なフィクションで終わるのですが、
さすがヨーロッパの作品。
いいことばかりでは終わらないエンディングで、若干「ムムムー」と唸るのです。
みんな何かしら気になるところ良くなりたい部分があって、その重さは人とは比較はできない。
自分こそ奇跡が起きるはず!と信じてこの泉にくるのだけれど、
その中でも主人公の彼女だけが一瞬奇跡を起こした。
それはそうれで「なぜ彼女だけ?」という妬みが見え隠れする。
献身的に働くシスターの中にも、奇跡を信じて自分の病気を治したいと願う人もいたりして。
それを隠している様が又切なくて。
ちょっとだけ見ていても人間のいろんな感情が見えてくる。
そこで働く神父?さんたちも、この奇跡を理解しているようでそうでもない、
そんなやり取りが繰り広げられている。
「信じる者は救われる。」
年末に繁華街で騒がしくなる、それとそんなに変わらないのではないか?そんな印象を受ける。
奇跡にさわさわしている人たちに対して、科学的医療が出てくる訳だが、
おじいちゃん先生は唯一冷静だったかな?とも思える。
お医者さんの診断は、引き締める意味でも重要な役割だったのかもな。
ストーリーはこういった人間模様で進んでいくのだけれど、、、
一体奇跡とはなんだろう?
そのルルドの泉が奇跡を起こす泉なのか?
この作品を通して、そんなことを考えてしまった。
奇跡を起こすのは、泉じゃなくて、自分ではないか?
だから、主演のシルビー・テステューさん演じるクリスティーヌが一瞬でも立てたのも、
彼女の強い願いや意志からなのかも。と思ってしまった。
クリスティーヌはとても印象的でした。
赤い帽子がより印象深くさせてます。
2013年完成した、アニエスベーの長編監督作品に出演しているのを観て、またちょっと好きになりました。
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2009年 オーストリア・フランス・ドイツ
ジェシカ・ハウスナー監督
http://lourdes-izumi.com/
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id340919/
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チョール 国境の沈む島
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-11-12-1
インドとバングラディッシュの間を流れるガンジス川に浮かぶ中洲(=チョール)。上流でダムを作った影響があり、その中洲は出来たのだが、時に形を変え、時に滅亡することもある。そんな中洲に移り住んだ人々やその中のある家族を追った作品である。まだもう少し整理しないと見ずらい気はするものの、荒削りで臨場感たっぷりな感じもする。考えてみると、このくらいの出来がコンペとしては当たり前なのかもしれない。この中洲がちょうど国境にあることから、国境警備隊の監視は大変厳しくなる。中洲に住む人たちの収入源と言えば、インドで買い付けして、バングラディッシュで売ることがメインだ。国境超えを見つけようと警備隊は必死になるが、住民も頭がいい。彼らに対抗する術を身に付けたりする。ダムの影響で自分が住んでいる土地が削られていく映像は、音も効果的であった。全くの砂地なのだ。それがザクザクっと川へ流れていくのは恐ろしいことである。お父さんが病気?仮病?で働けない分、学校に通いたい青年は仕事をしなくてはならない。その葛藤が砂地が崩れる気持ちと重なる。お父さん、少しは働け!なんとも言えないこれが現実、ドキュメンタリーなのだ。---------------------------ソーラヴ・サーランギ監督インド、イタリア、ノルウェー、デンマーク 2012年http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic04.html
2012年
カエル
2013-11-13T20:00:00+09:00
上流でダムを作った影響があり、その中洲は出来たのだが、時に形を変え、時に滅亡することもある。
そんな中洲に移り住んだ人々やその中のある家族を追った作品である。
まだもう少し整理しないと見ずらい気はするものの、
荒削りで臨場感たっぷりな感じもする。
考えてみると、このくらいの出来がコンペとしては当たり前なのかもしれない。
この中洲がちょうど国境にあることから、国境警備隊の監視は大変厳しくなる。
中洲に住む人たちの収入源と言えば、インドで買い付けして、バングラディッシュで売ることがメインだ。
国境超えを見つけようと警備隊は必死になるが、住民も頭がいい。彼らに対抗する術を身に付けたりする。
ダムの影響で自分が住んでいる土地が削られていく映像は、音も効果的であった。
全くの砂地なのだ。
それがザクザクっと川へ流れていくのは恐ろしいことである。
お父さんが病気?仮病?で働けない分、学校に通いたい青年は仕事をしなくてはならない。
その葛藤が砂地が崩れる気持ちと重なる。
お父さん、少しは働け!
なんとも言えないこれが現実、ドキュメンタリーなのだ。
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ソーラヴ・サーランギ監督
インド、イタリア、ノルウェー、デンマーク 2012年
http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic04.html
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祖国か死か
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-11-12
キューバ映画と言えば、それだけでもわくわくしてしまう私ですが、今回もこの作品は外せない1作品となりました。最後にこれを見て変えることになって心は穏やかでしたね。監督が上映前に出てきて、「説明はしない。感じて欲しい。」とだけ言っておられた意味がわかりましたね。何がどうという作品ではないのです。祖国か死か!というスローガンを掲げているキューバですがそれとのギャップのような日常を拾い上げている作品だからです。「永遠のハバナ」をふと思い出してしまうのですが、それと比較してしまうのも失礼なお話ではありますが、たぶんロシアの監督さんは「永遠のハバナ」に影響されておられるような気がします。「永遠のハバナ」よりはとても庶民的で親しみやすい人モノにフォーカスされているように思いましたね。そして撮影を意識するようなシーンが多かったなぁと思います。美しい光景を撮影している!という印象が強い部分が多く見られたように思います。そして、それぞれのシーケンスでキューバ人の身体障害者が一人は登場してくるんですね。わざとしているのかわかりませんが、ひょっとすると渡航が不自由な彼らにとって、血縁関係が濃くなってきているのかしら?とよぎりました。そんな事実は聞いたことありませんけど、なんとなくです。衣食住を配給制にすることで平等ではありますが、もともと品薄であり経済的に回っていない印象をうけます。もう少しだけでも融通がきくといいんでしょうけどね。街並みや、人々の性格は見ていて本当に幸せです。私は大好きなんでしょうね。胸が高まります。結婚式はキューバでやろうと思っていましたけど、実現せず今に至りますが、いつか行きたいなぁ。。。こちらもDVDが欲しかったのですが、売っておらず。---------------------------ヴィタリー・マンスキー監督ロシア 2011年http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic06.html
2011年
カエル
2013-11-12T20:00:00+09:00
今回もこの作品は外せない1作品となりました。
最後にこれを見て変えることになって心は穏やかでしたね。
監督が上映前に出てきて、「説明はしない。感じて欲しい。」とだけ言っておられた意味がわかりましたね。
何がどうという作品ではないのです。
祖国か死か!というスローガンを掲げているキューバですが
それとのギャップのような日常を拾い上げている作品だからです。
「永遠のハバナ」をふと思い出してしまうのですが、
それと比較してしまうのも失礼なお話ではありますが、
たぶんロシアの監督さんは「永遠のハバナ」に影響されておられるような気がします。
「永遠のハバナ」よりはとても庶民的で親しみやすい人モノにフォーカスされているように
思いましたね。
そして撮影を意識するようなシーンが多かったなぁと思います。
美しい光景を撮影している!という印象が強い部分が多く見られたように思います。
そして、それぞれのシーケンスでキューバ人の身体障害者が一人は登場してくるんですね。
わざとしているのかわかりませんが、ひょっとすると
渡航が不自由な彼らにとって、血縁関係が濃くなってきているのかしら?とよぎりました。
そんな事実は聞いたことありませんけど、なんとなくです。
衣食住を配給制にすることで平等ではありますが、もともと品薄であり
経済的に回っていない印象をうけます。
もう少しだけでも融通がきくといいんでしょうけどね。
街並みや、人々の性格は見ていて本当に幸せです。
私は大好きなんでしょうね。胸が高まります。
結婚式はキューバでやろうと思っていましたけど、実現せず今に至りますが、
いつか行きたいなぁ。。。
こちらもDVDが欲しかったのですが、売っておらず。
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ヴィタリー・マンスキー監督
ロシア 2011年
http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic06.html
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ダンサー イン ザ ダーク
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-10-28
「なんとも辛い映画なのよ。。。」と前評判を聞かされてから借りた作品。ビョークが演じた映画ということで覚えていたが、内容までは知らなかった。以前別の作品で絶望である映画の話で盛り上がったことがあるが、これはその一つというよりかは、不安定で大変疲れる映画だったように思う。ストーリーは消してハッピーエンドではない。先程も言ったが、見ていてとても不安定な心境がずーっと続いて大変疲れてしまった。それはなぜだろう?ビョークが演じるセルマの底知れぬ不安からくるものとカメラの微妙な揺れからくるものが大きいように思う。セルマは悩みを人に話したりしない。ひたむきに息子の病のためにお金を稼ぎ手術代を稼ぐ毎日。それ以前に自分も失明してしまう恐怖を感じながら毎日を送っている。それがセルマの少ないセリフから、表情から波動によって観ている私に感じさせてしまう。ビョークは、大変アジア的な表情をしていると思う。だから余計にシンパシーを感じてしまうのか?とても辛そうに思えてくる。。。その中でも彼女の、苦しみの中にも小さな幸せを見つけるという意味では生きる希望となったのがミュージカルであった。音、リズムさえあれば、辛いことを逃避することができた。そうして今までもやってこれた。ストーリー後半の流れは驚きに満ちている。信頼していた隣人(警察官)に裏切られ、お金を盗まれ、自分は佳き人として死にたい殺してくれと、セルマに助けを乞う。セルマはよくわからないまま、それに従う。そして彼女は、東ヨーロッパの出身ということからなのか、裏切られた警察官の隣人との秘密でさえも貫き通しており、かたくなに真実を語らない。息子の失明の件も同様に。これが東欧の思想なのかとも思えてくる。心の叫びをミュージカル風に歌で表現するシーンが何度もある。急に展開が変わり、違和感があるけれど、苦しい現実から逃がしてくれているようにも思える。確かにこんなふうに現実逃避してしまうことも私にもある。それをこうして表現したのかと思うと、興味深い気もする。そして、カメラ。初めからカメラが微妙に揺れていた。内容に夢中になるとそんなこと気にならないのだが、導入部分ではその揺れが気になって内容に身が入らなかったほどだ。それも彼女の心情を表現しての技であろう。演出や表現が一風変わっているように思った。随分残酷な描写もあった。そしてかつて見たことがあるような気がした。あまり見ない国の作品だろうとは思ったけど、、、..
2000年
カエル
2013-10-28T22:00:00+09:00
「なんとも辛い映画なのよ。。。」
と前評判を聞かされてから借りた作品。
ビョークが演じた映画ということで覚えていたが、内容までは知らなかった。
以前別の作品で絶望である映画の話で盛り上がったことがあるが、
これはその一つというよりかは、不安定で大変疲れる映画だったように思う。
ストーリーは消してハッピーエンドではない。
先程も言ったが、見ていてとても不安定な心境がずーっと続いて大変疲れてしまった。
それはなぜだろう?
ビョークが演じるセルマの底知れぬ不安からくるものと
カメラの微妙な揺れからくるものが大きいように思う。
セルマは悩みを人に話したりしない。
ひたむきに息子の病のためにお金を稼ぎ手術代を稼ぐ毎日。
それ以前に自分も失明してしまう恐怖を感じながら毎日を送っている。
それがセルマの少ないセリフから、表情から波動によって観ている私に感じさせてしまう。
ビョークは、大変アジア的な表情をしていると思う。
だから余計にシンパシーを感じてしまうのか?
とても辛そうに思えてくる。。。
その中でも彼女の、苦しみの中にも小さな幸せを見つけるという意味では生きる希望となったのが
ミュージカルであった。
音、リズムさえあれば、辛いことを逃避することができた。
そうして今までもやってこれた。
ストーリー後半の流れは驚きに満ちている。
信頼していた隣人(警察官)に裏切られ、お金を盗まれ、
自分は佳き人として死にたい殺してくれと、セルマに助けを乞う。
セルマはよくわからないまま、それに従う。
そして彼女は、東ヨーロッパの出身ということからなのか、
裏切られた警察官の隣人との秘密でさえも貫き通しており、
かたくなに真実を語らない。
息子の失明の件も同様に。
これが東欧の思想なのかとも思えてくる。
心の叫びをミュージカル風に歌で表現するシーンが何度もある。
急に展開が変わり、違和感があるけれど、
苦しい現実から逃がしてくれているようにも思える。
確かにこんなふうに現実逃避してしまうことも私にもある。
それをこうして表現したのかと思うと、興味深い気もする。
そして、カメラ。
初めからカメラが微妙に揺れていた。
内容に夢中になるとそんなこと気にならないのだが、
導入部分ではその揺れが気になって内容に身が入らなかったほどだ。
それも彼女の心情を表現しての技であろう。
演出や表現が一風変わっているように思った。
随分残酷な描写もあった。
そしてかつて見たことがあるような気がした。
あまり見ない国の作品だろうとは思ったけど、、、デンマーク。
あ、未来を生きる君たちへもデンマークだったなと思い出した。
あの映画も、厳しい現実を突きつけられる作品だった。
その中にも強さを表現している。
なるほどね。
デンマークってそういう感じなのかもしれないね。
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ラース・フォン・トリアー監督
デンマーク 2000年
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id162566/
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ジプシー・バルセロナ
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-10-17-1
実にフラメンコが素晴らしい作品であった。カルメン・アマヤを叔母に持つカリメ・アマヤさんが主人公の一人。そしてもう一人はまだまだ幼い男の子フアニート君だがフラメンコにかける気持ちは大人顔負けである。とにかく、フラメンコのステップが素晴らしすぎて涙がこみ上げる程。ずっと見ていても飽きない。ずーっと見ていたかった。しかし、ストーリーとしてはよくわからない。カリメさんとフアニート君のつながりが曖昧。カリメの舞台を観に行っているとは思う映像があったが、直接的な接点はない。一方的に観ているだけである。フラメンコのダンスがすごいこと。フラメンコについて気持ちが半端な気持ちではないこと。フラメンコは習うものではなく、身に付けていくものであること。は、うっすらとわかるが、ストーリーがないように思った。いい被写体だけに、おされ気味になってしまう可能性は大いにある。カメリさん、今年来日されていたようですね。もっと早く知っていたら、見に行ったのに。。。後日談だが、このあと友人のフラメンコの発表会があって何やらフラメンコづいているのは、否めない私。KARIME・AMAYA 2013講演--------------------エヴァ・ヴィラ監督2012年 スペインhttp://www.yidff.jp/2013/ic/13ic02.html
2012年
カエル
2013-10-18T20:00:00+09:00
カルメン・アマヤを叔母に持つカリメ・アマヤさんが主人公の一人。
そしてもう一人はまだまだ幼い男の子フアニート君だがフラメンコにかける気持ちは
大人顔負けである。
とにかく、フラメンコのステップが素晴らしすぎて涙がこみ上げる程。
ずっと見ていても飽きない。
ずーっと見ていたかった。
しかし、ストーリーとしてはよくわからない。
カリメさんとフアニート君のつながりが曖昧。
カリメの舞台を観に行っているとは思う映像があったが、直接的な接点はない。
一方的に観ているだけである。
フラメンコのダンスがすごいこと。
フラメンコについて気持ちが半端な気持ちではないこと。
フラメンコは習うものではなく、身に付けていくものであること。
は、うっすらとわかるが、ストーリーがないように思った。
いい被写体だけに、おされ気味になってしまう可能性は大いにある。
カメリさん、今年来日されていたようですね。
もっと早く知っていたら、見に行ったのに。。。
後日談だが、このあと友人のフラメンコの発表会があって
何やらフラメンコづいているのは、否めない私。
KARIME・AMAYA 2013講演
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エヴァ・ヴィラ監督
2012年 スペイン
http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic02.html
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我々のものではない世界
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-10-17
インターナショナル・コンペティション部門で大賞受賞したようですね。おめでとうございます。朝10時に山形入りしてすぐにみた作品でした。。観たい映画の一つではあったけど、いつものパレスチナかなぁ?と思ってあまり期待をしていなかったのが、よかったのかもしれません。大抵そんな感じで大作に出会えますね。今回4本観た中では、一番面白かったし興味深かったし、被写体とコミュニケーションを取りたくなった作品でした。作品はレバノンのパレスチナ難民キャンプでの暮らし続ける人々を追った作品で、監督もかつてはパレスチナ難民キャンプで暮らしていたが、幼少の頃デンマークへ移民として移り住んだ。親戚などはまだキャンプに残っており、かつて監督の父親が撮り溜めたビデオと監督自ら難民キャンプへ戻って撮影したものとを重ね合わせ作られた作品である。印象的なのは、「僕がそうさせたのかもしれない。」という監督の一言だった。彼は外から中(キャンプ)へ出入り自由であるのに対し、一番の友人である被写体の彼は中にいることが義務であり外に出ることを禁じられている身である。その違いは仲良くなるに従って顕著であり疑いようのない事実である。それによって彼がどんどん追い詰められていくのである。映画の冒頭は、難民キャンプ内の楽しくも愉快な日常を全面的に押し出している。このまま進むのか?と思いきや、先ほど話した彼の心が、外へとむき出していく。周りのパレスチナ人も、精神的に追い詰められる人が増えていく。いつか自分の土地に帰れると信じているが、一向にそうにならない閉塞感であろう。映画の終盤、彼が逃亡計画を実行するが、結局は、強制送還にてキャンプに戻されてしまうという結末。如何にドキュメンタリーというものが残酷であることがわかるエンディング。ハッピーエンドなどほとんど考えられない現実が待っている。今回監督インタビューが無かったのでどうにも話ができなかったのだが、このときばかりは、監督に近づきこの被写体の彼にエールを贈りたい衝動に駆られてしまった。彼は、大変優秀な人材だと想う。人のために生き、統率能力もあり、周りが見えている人間である。だからゆえに、こんな狭いキャンプに閉じ込めておくには惜しい存在であると確信する。本来だったら、世のため人のために生きているような青年である。自分の国であるのに、外に出れない。今から家族を殺した相手を愛せとは言わないが、エルサレムを三分割してあげるとかできな..
2012年
カエル
2013-10-17T20:00:00+09:00
おめでとうございます。
朝10時に山形入りしてすぐにみた作品でした。。
観たい映画の一つではあったけど、
いつものパレスチナかなぁ?と思ってあまり期待をしていなかったのが、よかったのかもしれません。
大抵そんな感じで大作に出会えますね。
今回4本観た中では、一番面白かったし興味深かったし、被写体とコミュニケーションを取りたくなった作品でした。
作品はレバノンのパレスチナ難民キャンプでの暮らし続ける人々を追った作品で、監督もかつてはパレスチナ難民キャンプで暮らしていたが、
幼少の頃デンマークへ移民として移り住んだ。
親戚などはまだキャンプに残っており、かつて監督の父親が撮り溜めた
ビデオと監督自ら難民キャンプへ戻って撮影したものとを重ね合わせ作られた作品である。
印象的なのは、「僕がそうさせたのかもしれない。」という監督の一言だった。
彼は外から中(キャンプ)へ出入り自由であるのに対し、一番の友人である被写体の彼は中にいることが義務であり外に出ることを禁じられている身である。その違いは仲良くなるに従って顕著であり疑いようのない事実である。
それによって彼がどんどん追い詰められていくのである。
映画の冒頭は、難民キャンプ内の楽しくも愉快な日常を全面的に押し出している。このまま進むのか?と思いきや、
先ほど話した彼の心が、外へとむき出していく。
周りのパレスチナ人も、精神的に追い詰められる人が増えていく。
いつか自分の土地に帰れると信じているが、一向にそうにならない閉塞感であろう。
映画の終盤、彼が逃亡計画を実行するが、
結局は、強制送還にてキャンプに戻されてしまうという結末。
如何にドキュメンタリーというものが残酷であることがわかるエンディング。
ハッピーエンドなどほとんど考えられない現実が待っている。
今回監督インタビューが無かったのでどうにも話ができなかったのだが、
このときばかりは、監督に近づきこの被写体の彼にエールを贈りたい衝動に駆られてしまった。
彼は、大変優秀な人材だと想う。
人のために生き、統率能力もあり、周りが見えている人間である。
だからゆえに、こんな狭いキャンプに閉じ込めておくには惜しい存在であると確信する。
本来だったら、世のため人のために生きているような青年である。
自分の国であるのに、外に出れない。
今から家族を殺した相手を愛せとは言わないが、
エルサレムを三分割してあげるとかできないものか?
どうにもならないことなのか?
今このときも、起こっているであろう事実にとても息苦しさを感じてしまう。
大変立派な、私的な内容の作品であった。
私が今回観たかった美しいドキュメンタリーの形である。
改めて、大賞おめでとうございます。
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マハディ・フレフェル監督
2012年 パレスチナ、アラブ首長国連邦、イギリス
http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic15.html
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任侠ヘルパー
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-10-01
草彅君が別人に見えるから驚きです。悪役がよーくお似合いですこと。あの睨んだ時の表情は、スマートの怖さがびんびん伝わってくる。ドラマでもなんだか楽しそうだと思って見てました。ストーリーは至ってシンプルで、義理人情ばりばりのヤクザが介護。その中でも恋愛をぴりっと聞かせてあるあたり面白かった。今回の劇場版、どうだろうなって思ってたけど、スケール大きくなってて、面白かったな。介護現場のエグい描写、物質的なものと精神的なもの。よく逃げずに描かれていたなって。若い奴が逃げずに、その現場で立ち向かう姿は美しくもあったね。これ、40代以上の人たちへの挑戦状だよね。よく見とけってなもんさ。このくらいの覚悟がないと経営なんてできねーよ。ってね。実際のところ私はこれからほとんどの人が介護に携わると思っててそれに対してのプロローグかな。どっちのエグさ体験するのかぃ?介護現場の雰囲気、良く出来てる。狭いところに押し込めらている感じカメラからすごく伝わってきたし。子供たちの居場所で、おばあちゃんと同じところが居心地いいとわかるし。弟が草彅君に駆け寄る辺も、ドラマ同様でスパイス利いてる。この映画、結構面白い邦画だった。ヤクザ映画、、、最近よく見ているけど、流行っているのかな?ムム。自分でもわかりませんね。ただ、ヤクザをもとにする映画で好きなのは、外では悪いことしているんだけど、弱気を助けるところあったりするヤクザ映画が好きだったりする。美観しているところかも。。。---------------------------------------------2012年 日本西谷弘監督http://www.ninkyo-helper-movie.jp/index.htmlhttp://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id342451/
2012年
カエル
2013-10-03T08:00:00+09:00
悪役がよーくお似合いですこと。
あの睨んだ時の表情は、スマートの怖さがびんびん伝わってくる。
ドラマでもなんだか楽しそうだと思って見てました。
ストーリーは至ってシンプルで、
義理人情ばりばりのヤクザが介護。
その中でも恋愛をぴりっと聞かせてあるあたり面白かった。
今回の劇場版、どうだろうなって思ってたけど、
スケール大きくなってて、面白かったな。
介護現場のエグい描写、物質的なものと精神的なもの。
よく逃げずに描かれていたなって。
若い奴が逃げずに、その現場で立ち向かう姿は美しくもあったね。
これ、40代以上の人たちへの挑戦状だよね。
よく見とけってなもんさ。
このくらいの覚悟がないと経営なんてできねーよ。
ってね。
実際のところ私はこれからほとんどの人が介護に携わると思ってて
それに対してのプロローグかな。
どっちのエグさ体験するのかぃ?
介護現場の雰囲気、良く出来てる。
狭いところに押し込めらている感じカメラからすごく伝わってきたし。
子供たちの居場所で、おばあちゃんと同じところが居心地いいとわかるし。
弟が草彅君に駆け寄る辺も、ドラマ同様でスパイス利いてる。
この映画、結構面白い邦画だった。
ヤクザ映画、、、最近よく見ているけど、流行っているのかな?ムム。自分でもわかりませんね。
ただ、ヤクザをもとにする映画で好きなのは、外では悪いことしているんだけど、
弱気を助けるところあったりするヤクザ映画が好きだったりする。
美観しているところかも。。。
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2012年 日本
西谷弘監督
http://www.ninkyo-helper-movie.jp/index.html
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id342451/
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「最強のふたり」 ドキュメンタリー(メイキング)
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-09-30
本編はUntouchableというのが、タイトル。このメイキングは、Real Untouchableというタイトル。^^調べていくうちにだんだんと分かってきたけど、アメリよりも興行収入がよかったみたいですね、この「最強のふたり」という映画は。確かに大変よい映画だと私も思う。何ども見てみたい映画だ。その作品のモデルとなった実際の二人が登場するドキュメンタリー。監督2人というよりは、実際のフィリップとアブデルの正直な生き方、強さと、それを演じるフランソワ・クリュゼとオマール・シーの役者としての真摯な姿勢が中心の映画となっている。フランソワは始め演じるのがしっくりこず、難しかったようだ。なぜなら、彼は通常の作品だと監督と相談の上、セリフを減らしてボディーランゲージで演じるようにしてきた俳優だから。今回は手足が動かせないフィリップを演じなくてはならず、顔とセリフだけとなってしまう。それに苦悩したようだ。が、車椅子に乗ってから、「身を任せよう。演じるのはやめよう」と思ったそうだ。そこから産まれた「苦悩」が実際のフィリップをも驚かせる演技となったと話している。フィクションの作品でもアッパれだったけど、実際の二人も同じかそれ以上にアッパレで、どの部分も誇張しておらず、実話に基づいているのがこのドキュメンタリーで理解できた。監督の采配だろう。「彼とは同じ哲学を持っている」と実際のフィリップが行ったのがとてもとても印象的だった。不自由になってからではない。もともと持っていた思想が、今回出会ったアブデルと一致しただけの話だ。モロッコ人のアブデルがインタビューに答えている姿をみて、有名になったからといってハナにかけるでもなし、変わることもなく、ま正直に生きてこそのスタイルに感動してしまった。アブデルこそが、豊か(実際はその言葉は使ってないんだけど裕福、大富豪、成功者というかそんな言葉を使ってた。)である。とフィリップが言っていたことが印象的。ちょっと刺激を受けた作品だった。-------------------マチュー・ヴァドピエ監督2011年 フランスhttp://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/103540/
2011年
カエル
2013-10-01T05:00:00+09:00
このメイキングは、Real Untouchableというタイトル。^^
調べていくうちにだんだんと分かってきたけど、
アメリよりも興行収入がよかったみたいですね、この「最強のふたり」という映画は。
確かに大変よい映画だと私も思う。
何ども見てみたい映画だ。
その作品のモデルとなった実際の二人が登場するドキュメンタリー。
監督2人というよりは、実際のフィリップとアブデルの正直な生き方、強さと、
それを演じるフランソワ・クリュゼとオマール・シーの役者としての真摯な姿勢が中心の映画となっている。
フランソワは始め演じるのがしっくりこず、難しかったようだ。
なぜなら、彼は通常の作品だと監督と相談の上、
セリフを減らしてボディーランゲージで演じるようにしてきた俳優だから。
今回は手足が動かせないフィリップを演じなくてはならず、
顔とセリフだけとなってしまう。それに苦悩したようだ。
が、車椅子に乗ってから、「身を任せよう。演じるのはやめよう」と思ったそうだ。
そこから産まれた「苦悩」が実際のフィリップをも驚かせる演技となったと話している。
フィクションの作品でもアッパれだったけど、
実際の二人も同じかそれ以上にアッパレで、
どの部分も誇張しておらず、実話に基づいているのがこのドキュメンタリーで理解できた。監督の采配だろう。
「彼とは同じ哲学を持っている」と実際のフィリップが行ったのがとてもとても印象的だった。
不自由になってからではない。
もともと持っていた思想が、今回出会ったアブデルと一致しただけの話だ。
モロッコ人のアブデルがインタビューに答えている姿をみて、
有名になったからといってハナにかけるでもなし、
変わることもなく、ま正直に生きてこそのスタイルに感動してしまった。
アブデルこそが、豊か(実際はその言葉は使ってないんだけど裕福、大富豪、成功者というかそんな言葉を使ってた。)である。とフィリップが言っていたことが印象的。
ちょっと刺激を受けた作品だった。
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マチュー・ヴァドピエ監督
2011年 フランス
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/103540/
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風立ちぬ
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-09-25
ついにそんな日が来てしまったなぁ。宮崎監督の最後の作品となってしまいました。そんな感じは数年前からひしひしと感じていたりして。とても悲しいですね。銀座で用事があり、ふと時間が空いたのでまだまだ公開ど真ん中だと言うのに劇場で鑑賞することにしました。(通常混んでいるのがいやで、終わり間際に行くことが多いんですが。それでもののけ姫はほぼ貸切で見れました。笑)きっと私個人的に泣きたかったんだろうなと思うほど、号泣してました。虹が出てきただけで、ハンカチで口を塞ぎながら嗚咽を隠すという、、、。今思えば、アホですね。がしかし、風立ちぬには私にとってはツボの部分が多数あって、泣き甲斐がある作品でした。戦争、3.11、好きな人の死、純粋な心、一生懸命に生きること、夢を追いかけること。などですね。。。私はあまりジブリ猛烈ファンではないのだけれど、それでも他の作品と比べると良く観ている方ですがこの作品は特になんですが、、、宮崎監督の渾身の想いが込められているなぁと感じてました。とてもシンプルな想いというか。。。上に挙げた内の後半の方でしょうかね。戦争に加担していたわけじゃなくて、設計者としてのプライドを持って夢を形にした。二郎さんの誠実な姿勢。たまんないなぁ。。。奥さんの献身的な想い。二人の、お互いを思いやる気持ち。あの時代でのやるせなさ。スカイプやら携帯やらあれば、すぐに連絡がつくだろうに、、、連絡が取れない状況のなかでの信頼関係。。。こうなってくると便利ってあんまりいいもんじゃないのかも?とか思えてしまいますね。笑池の前でのシーン。菜穂子さんの恥じらいの表情。。。きゅんきゅんしてしまいました。いいと思います。とてもいい作品だと思います。はい。カストルプ結構好き。-------2013年 日本宮崎駿監督http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id344584/
2013年
カエル
2013-09-30T20:00:00+09:00
宮崎監督の最後の作品となってしまいました。
そんな感じは数年前からひしひしと感じていたりして。
とても悲しいですね。
銀座で用事があり、ふと時間が空いたのでまだまだ公開ど真ん中だと言うのに劇場で鑑賞することにしました。
(通常混んでいるのがいやで、終わり間際に行くことが多いんですが。それでもののけ姫はほぼ貸切で見れました。笑)
きっと私個人的に泣きたかったんだろうなと思うほど、号泣してました。
虹が出てきただけで、ハンカチで口を塞ぎながら嗚咽を隠すという、、、。
今思えば、アホですね。
がしかし、風立ちぬには私にとってはツボの部分が多数あって、泣き甲斐がある作品でした。
戦争、3.11、好きな人の死、純粋な心、一生懸命に生きること、夢を追いかけること。などですね。。。
私はあまりジブリ猛烈ファンではないのだけれど、それでも他の作品と比べると良く観ている方ですが
この作品は特になんですが、、、
宮崎監督の渾身の想いが込められているなぁと感じてました。
とてもシンプルな想いというか。。。
上に挙げた内の後半の方でしょうかね。
戦争に加担していたわけじゃなくて、
設計者としてのプライドを持って夢を形にした。
二郎さんの誠実な姿勢。
たまんないなぁ。。。
奥さんの献身的な想い。
二人の、お互いを思いやる気持ち。
あの時代でのやるせなさ。
スカイプやら携帯やらあれば、すぐに連絡がつくだろうに、、、
連絡が取れない状況のなかでの信頼関係。。。
こうなってくると便利ってあんまりいいもんじゃないのかも?とか思えてしまいますね。笑
池の前でのシーン。菜穂子さんの恥じらいの表情。。。
きゅんきゅんしてしまいました。
いいと思います。
とてもいい作品だと思います。
はい。
カストルプ結構好き。
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2013年 日本
宮崎駿監督
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id344584/
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BROTHER
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-09-24-2
ばかやろう。ふざけんなてめぇ。憎しみもあれば、愛しさもある。極道ってこういう人たちのことを言うんだろうな。なーんて思うように出来てる作品。極道と、ヤクザは違うんだよね。日本の極道の義理人情はスッキリ、シンプルなものだと思う。それが外人にも伝わったかな?伝えたかったかな?だからあえて海外で撮影したのかな?そんな深読みしてしまうのですが、たまたまかな?BROTHERっていいタイトルだったね。血が繋がった兄弟と、契りの兄弟。いいタイトルだなぁ。流石だなぁ。余段だけど、加藤さんを見ると、藤原紀香を思い出してしまうのだけど、幅の広いいい俳優さんだよね。アンフェアも出ていたしね。武の映画に登場する俳優さん、みんなカッコイイ味のある役者が多いなぁ。うっとり。山本とデニーの遊び方、いいよね。昭和の男の無邪気さ、子供っぽさが見え隠れしていたりする。ちゃんばらやってる延長戦に、今生きてる感じすらするもの。デニーは逃げられたかな?うん、私は逃げられたと想いたいけど、ダメだろうな。。。------------------------------------------------北野武 監督2011年 日本/イギリスhttp://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id162901/
2000年
カエル
2013-09-28T19:00:00+09:00
ふざけんなてめぇ。
憎しみもあれば、愛しさもある。
極道ってこういう人たちのことを言うんだろうな。
なーんて思うように出来てる作品。
極道と、ヤクザは違うんだよね。
日本の極道の義理人情はスッキリ、シンプルなものだと思う。
それが外人にも伝わったかな?
伝えたかったかな?
だからあえて海外で撮影したのかな?
そんな深読みしてしまうのですが、たまたまかな?
BROTHERっていいタイトルだったね。
血が繋がった兄弟と、契りの兄弟。
いいタイトルだなぁ。
流石だなぁ。
余段だけど、加藤さんを見ると、藤原紀香を思い出してしまうのだけど、
幅の広いいい俳優さんだよね。
アンフェアも出ていたしね。
武の映画に登場する俳優さん、みんなカッコイイ味のある役者が多いなぁ。うっとり。
山本とデニーの遊び方、いいよね。
昭和の男の無邪気さ、子供っぽさが見え隠れしていたりする。
ちゃんばらやってる延長戦に、今生きてる感じすらするもの。
デニーは逃げられたかな?
うん、私は逃げられたと想いたいけど、ダメだろうな。。。
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北野武 監督
2011年 日本/イギリス
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id162901/
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最強のふたり
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-09-24-1
実に軽快な映画だった。WOW!って叫びたくなるような作品だった。実話なだけに、驚きがたくさんあってどこか誇張している演出はないだろうか?どれだろう?なんて見終わった後に考えたりして。人生における、大変勉強になる作品の一つだったと思う。フィリップもアブデルも本来はまっすぐな性格なんだな。面倒くさい装飾は必要ないみたいな。見ていてスッキリする。自分に置き換えるとそれが出来るのか、、自信がないけどそんな生き方したいよね。シンプルでいいな。羨ましい。人の出会いは、縁だなぁ。フィリップのところに、アブデルが面接に来たときピン!と来たんだろうな。アブデルの対応があまりにシンプルで裏がないのでフィリップも面白くなっちゃったんだろうね。いつも「ありがとう」を言っているのって実は疲弊するよね。逆に「ありがとう」を言われたいだろう。これに気づいたのは、被災地でボランティアしたから。もう「ありがとう」とか言わなくても全然いいから安心して欲しかった。きっと心の中では感謝しているだろうからね。フィリップは、なんでも素直に言ってくれるアブデルが楽!だったんだね。映画の導入シーンは過激で、どんな作品なのか不安だった。ひょっとして暗くてシリアスなストーリーなのかな。。。と。(あらすじを読んでいかないので、どんな内容か私は知らないのです。)でもあれよあれよと、引き込まれる。楽しい軽快な作品になっていた。気分のいい作品。見る価値あるね。これは実話なのでドキュメンタリー60分も公開している。------------------------------------------------ミシェル・アザナヴィシウス 監督2011年 フランスhttp://saikyo-2.gaga.ne.jp/http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id341701/
2011年
カエル
2013-09-26T11:00:00+09:00
WOW!って叫びたくなるような作品だった。
実話なだけに、驚きがたくさんあってどこか誇張している演出はないだろうか?どれだろう?
なんて見終わった後に考えたりして。
人生における、大変勉強になる作品の一つだったと思う。
フィリップもアブデルも本来はまっすぐな性格なんだな。
面倒くさい装飾は必要ないみたいな。
見ていてスッキリする。
自分に置き換えるとそれが出来るのか、、自信がないけどそんな生き方したいよね。
シンプルでいいな。羨ましい。
人の出会いは、縁だなぁ。
フィリップのところに、アブデルが面接に来たとき
ピン!と来たんだろうな。
アブデルの対応があまりにシンプルで裏がないのでフィリップも面白くなっちゃったんだろうね。
いつも「ありがとう」を言っているのって実は疲弊するよね。
逆に「ありがとう」を言われたいだろう。
これに気づいたのは、被災地でボランティアしたから。
もう「ありがとう」とか言わなくても全然いいから安心して欲しかった。
きっと心の中では感謝しているだろうからね。
フィリップは、なんでも素直に言ってくれるアブデルが楽!だったんだね。
映画の導入シーンは過激で、どんな作品なのか不安だった。
ひょっとして暗くてシリアスなストーリーなのかな。。。と。
(あらすじを読んでいかないので、どんな内容か私は知らないのです。)
でもあれよあれよと、引き込まれる。
楽しい軽快な作品になっていた。
気分のいい作品。
見る価値あるね。
これは実話なのでドキュメンタリー60分も公開している。
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ミシェル・アザナヴィシウス 監督
2011年 フランス
http://saikyo-2.gaga.ne.jp/
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id341701/
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アーティスト
https://k-cinema.blog.ss-blog.jp/2013-09-24
サイレント映画と聞くと、集中力が試される気がする。以前他のサイレント作品見たときは、お腹の音や鼻をすする音、唾を飲み込む音さえも聞こえてしまいそうだった。それに寝てしまうのだよ。。。笑が、この作品はとても入りやすかったな。夢中で見れた。わかりやすい。王道の展開。映画ってこういうものだったよね。モノクロの世界って驚くほどにいろんな色が見えてくるものだなと感心したなぁ。映画でも写真でもそうなんだけど。それにセリフがないと、途端にいろんな声を聞こうと探り出す。これって人間の本能だよね。足りないものを埋める能力というのかな。だから顔の表情で今どんな状況(心情)かを読み取る。読み取って行くんだよね。実におもしろい。芸術性が高い作品はとても好き。良いものを見るとホッとする。脳みそが喜んでいるのがわかる。こういう映画が少なくなって来たように思うけど、そんなことないかな?会話がなくても、成り立つ世界。間の取り方。大事だなぁ。とても勉強になった作品でしたね。------------------------------------------------ミシェル・アザナヴィシウス 監督2011年 フランスhttp://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id341445/
2011年
カエル
2013-09-24T20:00:00+09:00
以前他のサイレント作品見たときは、お腹の音や鼻をすする音、唾を飲み込む音さえも聞こえてしまいそうだった。
それに寝てしまうのだよ。。。笑
が、この作品はとても入りやすかったな。
夢中で見れた。
わかりやすい。
王道の展開。
映画ってこういうものだったよね。
モノクロの世界って驚くほどにいろんな色が見えてくるものだなと
感心したなぁ。映画でも写真でもそうなんだけど。
それにセリフがないと、途端にいろんな声を聞こうと探り出す。
これって人間の本能だよね。
足りないものを埋める能力というのかな。
だから顔の表情で今どんな状況(心情)かを読み取る。
読み取って行くんだよね。
実におもしろい。
芸術性が高い作品はとても好き。
良いものを見るとホッとする。
脳みそが喜んでいるのがわかる。
こういう映画が少なくなって来たように思うけど、そんなことないかな?
会話がなくても、成り立つ世界。
間の取り方。
大事だなぁ。
とても勉強になった作品でしたね。
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ミシェル・アザナヴィシウス 監督
2011年 フランス
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id341445/
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