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祖国か死か [2011年]

キューバ映画と言えば、それだけでもわくわくしてしまう私ですが、
今回もこの作品は外せない1作品となりました。
最後にこれを見て変えることになって心は穏やかでしたね。


監督が上映前に出てきて、「説明はしない。感じて欲しい。」とだけ言っておられた意味がわかりましたね。
何がどうという作品ではないのです。
祖国か死か!というスローガンを掲げているキューバですが
それとのギャップのような日常を拾い上げている作品だからです。

永遠のハバナ」をふと思い出してしまうのですが、
それと比較してしまうのも失礼なお話ではありますが、
たぶんロシアの監督さんは「永遠のハバナ」に影響されておられるような気がします。
「永遠のハバナ」よりはとても庶民的で親しみやすい人モノにフォーカスされているように
思いましたね。
そして撮影を意識するようなシーンが多かったなぁと思います。
美しい光景を撮影している!という印象が強い部分が多く見られたように思います。

そして、それぞれのシーケンスでキューバ人の身体障害者が一人は登場してくるんですね。
わざとしているのかわかりませんが、ひょっとすると
渡航が不自由な彼らにとって、血縁関係が濃くなってきているのかしら?とよぎりました。
そんな事実は聞いたことありませんけど、なんとなくです。

衣食住を配給制にすることで平等ではありますが、もともと品薄であり
経済的に回っていない印象をうけます。
もう少しだけでも融通がきくといいんでしょうけどね。


街並みや、人々の性格は見ていて本当に幸せです。
私は大好きなんでしょうね。胸が高まります。

結婚式はキューバでやろうと思っていましたけど、実現せず今に至りますが、
いつか行きたいなぁ。。。

こちらもDVDが欲しかったのですが、売っておらず。



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ヴィタリー・マンスキー監督
ロシア 2011年

http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic06.html
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ダンサー イン ザ ダーク [2000年]


「なんとも辛い映画なのよ。。。」
と前評判を聞かされてから借りた作品。

ビョークが演じた映画ということで覚えていたが、内容までは知らなかった。
以前別の作品で絶望である映画の話で盛り上がったことがあるが、
これはその一つというよりかは、不安定で大変疲れる映画だったように思う。
ストーリーは消してハッピーエンドではない。


先程も言ったが、見ていてとても不安定な心境がずーっと続いて大変疲れてしまった。

それはなぜだろう?
ビョークが演じるセルマの底知れぬ不安からくるものと
カメラの微妙な揺れからくるものが大きいように思う。


セルマは悩みを人に話したりしない。
ひたむきに息子の病のためにお金を稼ぎ手術代を稼ぐ毎日。
それ以前に自分も失明してしまう恐怖を感じながら毎日を送っている。
それがセルマの少ないセリフから、表情から波動によって観ている私に感じさせてしまう。

ビョークは、大変アジア的な表情をしていると思う。
だから余計にシンパシーを感じてしまうのか?
とても辛そうに思えてくる。。。

その中でも彼女の、苦しみの中にも小さな幸せを見つけるという意味では生きる希望となったのが
ミュージカルであった。
音、リズムさえあれば、辛いことを逃避することができた。
そうして今までもやってこれた。



ストーリー後半の流れは驚きに満ちている。
信頼していた隣人(警察官)に裏切られ、お金を盗まれ、
自分は佳き人として死にたい殺してくれと、セルマに助けを乞う。
セルマはよくわからないまま、それに従う。

そして彼女は、東ヨーロッパの出身ということからなのか、
裏切られた警察官の隣人との秘密でさえも貫き通しており、
かたくなに真実を語らない。
息子の失明の件も同様に。

これが東欧の思想なのかとも思えてくる。





心の叫びをミュージカル風に歌で表現するシーンが何度もある。
急に展開が変わり、違和感があるけれど、
苦しい現実から逃がしてくれているようにも思える。

確かにこんなふうに現実逃避してしまうことも私にもある。
それをこうして表現したのかと思うと、興味深い気もする。



そして、カメラ。
初めからカメラが微妙に揺れていた。
内容に夢中になるとそんなこと気にならないのだが、
導入部分ではその揺れが気になって内容に身が入らなかったほどだ。
それも彼女の心情を表現しての技であろう。



演出や表現が一風変わっているように思った。
随分残酷な描写もあった。
そしてかつて見たことがあるような気がした。
あまり見ない国の作品だろうとは思ったけど、、、デンマーク。

あ、未来を生きる君たちへもデンマークだったなと思い出した。
あの映画も、厳しい現実を突きつけられる作品だった。
その中にも強さを表現している。

なるほどね。
デンマークってそういう感じなのかもしれないね。





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ラース・フォン・トリアー監督
デンマーク 2000年

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id162566/
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ジプシー・バルセロナ [2012年]

実にフラメンコが素晴らしい作品であった。
カルメン・アマヤを叔母に持つカリメ・アマヤさんが主人公の一人。
そしてもう一人はまだまだ幼い男の子フアニート君だがフラメンコにかける気持ちは
大人顔負けである。

とにかく、フラメンコのステップが素晴らしすぎて涙がこみ上げる程。
ずっと見ていても飽きない。
ずーっと見ていたかった。

しかし、ストーリーとしてはよくわからない。
カリメさんとフアニート君のつながりが曖昧。
カリメの舞台を観に行っているとは思う映像があったが、直接的な接点はない。
一方的に観ているだけである。

フラメンコのダンスがすごいこと。
フラメンコについて気持ちが半端な気持ちではないこと。
フラメンコは習うものではなく、身に付けていくものであること。
は、うっすらとわかるが、ストーリーがないように思った。

いい被写体だけに、おされ気味になってしまう可能性は大いにある。

カメリさん、今年来日されていたようですね。
もっと早く知っていたら、見に行ったのに。。。

後日談だが、このあと友人のフラメンコの発表会があって
何やらフラメンコづいているのは、否めない私。


KARIME・AMAYA 2013講演
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エヴァ・ヴィラ監督
2012年 スペイン

http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic02.html
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我々のものではない世界 [2012年]

インターナショナル・コンペティション部門で大賞受賞したようですね。
おめでとうございます。


朝10時に山形入りしてすぐにみた作品でした。。
観たい映画の一つではあったけど、
いつものパレスチナかなぁ?と思ってあまり期待をしていなかったのが、よかったのかもしれません。
大抵そんな感じで大作に出会えますね。

今回4本観た中では、一番面白かったし興味深かったし、被写体とコミュニケーションを取りたくなった作品でした。


作品はレバノンのパレスチナ難民キャンプでの暮らし続ける人々を追った作品で、監督もかつてはパレスチナ難民キャンプで暮らしていたが、
幼少の頃デンマークへ移民として移り住んだ。
親戚などはまだキャンプに残っており、かつて監督の父親が撮り溜めた
ビデオと監督自ら難民キャンプへ戻って撮影したものとを重ね合わせ作られた作品である。

印象的なのは、「僕がそうさせたのかもしれない。」という監督の一言だった。
彼は外から中(キャンプ)へ出入り自由であるのに対し、一番の友人である被写体の彼は中にいることが義務であり外に出ることを禁じられている身である。その違いは仲良くなるに従って顕著であり疑いようのない事実である。
それによって彼がどんどん追い詰められていくのである。

映画の冒頭は、難民キャンプ内の楽しくも愉快な日常を全面的に押し出している。このまま進むのか?と思いきや、
先ほど話した彼の心が、外へとむき出していく。

周りのパレスチナ人も、精神的に追い詰められる人が増えていく。
いつか自分の土地に帰れると信じているが、一向にそうにならない閉塞感であろう。
映画の終盤、彼が逃亡計画を実行するが、
結局は、強制送還にてキャンプに戻されてしまうという結末。


如何にドキュメンタリーというものが残酷であることがわかるエンディング。
ハッピーエンドなどほとんど考えられない現実が待っている。


今回監督インタビューが無かったのでどうにも話ができなかったのだが、
このときばかりは、監督に近づきこの被写体の彼にエールを贈りたい衝動に駆られてしまった。

彼は、大変優秀な人材だと想う。
人のために生き、統率能力もあり、周りが見えている人間である。
だからゆえに、こんな狭いキャンプに閉じ込めておくには惜しい存在であると確信する。
本来だったら、世のため人のために生きているような青年である。
自分の国であるのに、外に出れない。

今から家族を殺した相手を愛せとは言わないが、
エルサレムを三分割してあげるとかできないものか?
どうにもならないことなのか?

今このときも、起こっているであろう事実にとても息苦しさを感じてしまう。


大変立派な、私的な内容の作品であった。

私が今回観たかった美しいドキュメンタリーの形である。

改めて、大賞おめでとうございます。






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マハディ・フレフェル監督
2012年 パレスチナ、アラブ首長国連邦、イギリス

http://www.yidff.jp/2013/ic/13ic15.html
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任侠ヘルパー [2012年]

草彅君が別人に見えるから驚きです。
悪役がよーくお似合いですこと。

あの睨んだ時の表情は、スマートの怖さがびんびん伝わってくる。
ドラマでもなんだか楽しそうだと思って見てました。
ストーリーは至ってシンプルで、
義理人情ばりばりのヤクザが介護。
その中でも恋愛をぴりっと聞かせてあるあたり面白かった。

今回の劇場版、どうだろうなって思ってたけど、
スケール大きくなってて、面白かったな。

介護現場のエグい描写、物質的なものと精神的なもの。
よく逃げずに描かれていたなって。
若い奴が逃げずに、その現場で立ち向かう姿は美しくもあったね。
これ、40代以上の人たちへの挑戦状だよね。
よく見とけってなもんさ。
このくらいの覚悟がないと経営なんてできねーよ。
ってね。


実際のところ私はこれからほとんどの人が介護に携わると思ってて
それに対してのプロローグかな。
どっちのエグさ体験するのかぃ?


介護現場の雰囲気、良く出来てる。
狭いところに押し込めらている感じカメラからすごく伝わってきたし。
子供たちの居場所で、おばあちゃんと同じところが居心地いいとわかるし。
弟が草彅君に駆け寄る辺も、ドラマ同様でスパイス利いてる。


この映画、結構面白い邦画だった。

ヤクザ映画、、、最近よく見ているけど、流行っているのかな?ムム。自分でもわかりませんね。
ただ、ヤクザをもとにする映画で好きなのは、外では悪いことしているんだけど、
弱気を助けるところあったりするヤクザ映画が好きだったりする。
美観しているところかも。。。








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2012年 日本
西谷弘監督

http://www.ninkyo-helper-movie.jp/index.html
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id342451/
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「最強のふたり」 ドキュメンタリー(メイキング) [2011年]

本編はUntouchableというのが、タイトル。
このメイキングは、Real Untouchableというタイトル。^^

調べていくうちにだんだんと分かってきたけど、
アメリよりも興行収入がよかったみたいですね、この「最強のふたり」という映画は。
確かに大変よい映画だと私も思う。
何ども見てみたい映画だ。

その作品のモデルとなった実際の二人が登場するドキュメンタリー。
監督2人というよりは、実際のフィリップとアブデルの正直な生き方、強さと、
それを演じるフランソワ・クリュゼとオマール・シーの役者としての真摯な姿勢が中心の映画となっている。


フランソワは始め演じるのがしっくりこず、難しかったようだ。
なぜなら、彼は通常の作品だと監督と相談の上、
セリフを減らしてボディーランゲージで演じるようにしてきた俳優だから。
今回は手足が動かせないフィリップを演じなくてはならず、
顔とセリフだけとなってしまう。それに苦悩したようだ。

が、車椅子に乗ってから、「身を任せよう。演じるのはやめよう」と思ったそうだ。
そこから産まれた「苦悩」が実際のフィリップをも驚かせる演技となったと話している。


フィクションの作品でもアッパれだったけど、
実際の二人も同じかそれ以上にアッパレで、
どの部分も誇張しておらず、実話に基づいているのがこのドキュメンタリーで理解できた。監督の采配だろう。



「彼とは同じ哲学を持っている」と実際のフィリップが行ったのがとてもとても印象的だった。
不自由になってからではない。
もともと持っていた思想が、今回出会ったアブデルと一致しただけの話だ。

モロッコ人のアブデルがインタビューに答えている姿をみて、
有名になったからといってハナにかけるでもなし、
変わることもなく、ま正直に生きてこそのスタイルに感動してしまった。

アブデルこそが、豊か(実際はその言葉は使ってないんだけど裕福、大富豪、成功者というかそんな言葉を使ってた。)である。とフィリップが言っていたことが印象的。


ちょっと刺激を受けた作品だった。




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マチュー・ヴァドピエ監督
2011年 フランス

http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/103540/
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風立ちぬ [2013年]

ついにそんな日が来てしまったなぁ。
宮崎監督の最後の作品となってしまいました。
そんな感じは数年前からひしひしと感じていたりして。
とても悲しいですね。


銀座で用事があり、ふと時間が空いたのでまだまだ公開ど真ん中だと言うのに劇場で鑑賞することにしました。
(通常混んでいるのがいやで、終わり間際に行くことが多いんですが。それでもののけ姫はほぼ貸切で見れました。笑)

きっと私個人的に泣きたかったんだろうなと思うほど、号泣してました。
虹が出てきただけで、ハンカチで口を塞ぎながら嗚咽を隠すという、、、。
今思えば、アホですね。

がしかし、風立ちぬには私にとってはツボの部分が多数あって、泣き甲斐がある作品でした。

戦争、3.11、好きな人の死、純粋な心、一生懸命に生きること、夢を追いかけること。などですね。。。


私はあまりジブリ猛烈ファンではないのだけれど、それでも他の作品と比べると良く観ている方ですが
この作品は特になんですが、、、
宮崎監督の渾身の想いが込められているなぁと感じてました。
とてもシンプルな想いというか。。。

上に挙げた内の後半の方でしょうかね。
戦争に加担していたわけじゃなくて、
設計者としてのプライドを持って夢を形にした。
二郎さんの誠実な姿勢。

たまんないなぁ。。。

奥さんの献身的な想い。
二人の、お互いを思いやる気持ち。
あの時代でのやるせなさ。
スカイプやら携帯やらあれば、すぐに連絡がつくだろうに、、、
連絡が取れない状況のなかでの信頼関係。。。

こうなってくると便利ってあんまりいいもんじゃないのかも?とか思えてしまいますね。笑


池の前でのシーン。菜穂子さんの恥じらいの表情。。。
きゅんきゅんしてしまいました。

いいと思います。
とてもいい作品だと思います。
はい。

カストルプ結構好き。





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2013年 日本
宮崎駿監督

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id344584/
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BROTHER [2000年]

ばかやろう。
ふざけんなてめぇ。

憎しみもあれば、愛しさもある。


極道ってこういう人たちのことを言うんだろうな。
なーんて思うように出来てる作品。
極道と、ヤクザは違うんだよね。
日本の極道の義理人情はスッキリ、シンプルなものだと思う。
それが外人にも伝わったかな?
伝えたかったかな?
だからあえて海外で撮影したのかな?
そんな深読みしてしまうのですが、たまたまかな?

BROTHERっていいタイトルだったね。
血が繋がった兄弟と、契りの兄弟。
いいタイトルだなぁ。
流石だなぁ。

余段だけど、加藤さんを見ると、藤原紀香を思い出してしまうのだけど、
幅の広いいい俳優さんだよね。
アンフェアも出ていたしね。

武の映画に登場する俳優さん、みんなカッコイイ味のある役者が多いなぁ。うっとり。


山本とデニーの遊び方、いいよね。
昭和の男の無邪気さ、子供っぽさが見え隠れしていたりする。
ちゃんばらやってる延長戦に、今生きてる感じすらするもの。


デニーは逃げられたかな?
うん、私は逃げられたと想いたいけど、ダメだろうな。。。




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北野武 監督
2011年 日本/イギリス

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id162901/
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最強のふたり [2011年]

実に軽快な映画だった。
WOW!って叫びたくなるような作品だった。

実話なだけに、驚きがたくさんあってどこか誇張している演出はないだろうか?どれだろう?
なんて見終わった後に考えたりして。

人生における、大変勉強になる作品の一つだったと思う。
フィリップもアブデルも本来はまっすぐな性格なんだな。
面倒くさい装飾は必要ないみたいな。
見ていてスッキリする。
自分に置き換えるとそれが出来るのか、、自信がないけどそんな生き方したいよね。
シンプルでいいな。羨ましい。

人の出会いは、縁だなぁ。
フィリップのところに、アブデルが面接に来たとき
ピン!と来たんだろうな。
アブデルの対応があまりにシンプルで裏がないのでフィリップも面白くなっちゃったんだろうね。

いつも「ありがとう」を言っているのって実は疲弊するよね。
逆に「ありがとう」を言われたいだろう。
これに気づいたのは、被災地でボランティアしたから。
もう「ありがとう」とか言わなくても全然いいから安心して欲しかった。
きっと心の中では感謝しているだろうからね。

フィリップは、なんでも素直に言ってくれるアブデルが楽!だったんだね。


映画の導入シーンは過激で、どんな作品なのか不安だった。
ひょっとして暗くてシリアスなストーリーなのかな。。。と。
(あらすじを読んでいかないので、どんな内容か私は知らないのです。)

でもあれよあれよと、引き込まれる。
楽しい軽快な作品になっていた。


気分のいい作品。
見る価値あるね。











これは実話なのでドキュメンタリー60分も公開している。



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ミシェル・アザナヴィシウス 監督
2011年 フランス

http://saikyo-2.gaga.ne.jp/
http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id341701/
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アーティスト [2011年]

サイレント映画と聞くと、集中力が試される気がする。
以前他のサイレント作品見たときは、お腹の音や鼻をすする音、唾を飲み込む音さえも聞こえてしまいそうだった。
それに寝てしまうのだよ。。。笑

が、この作品はとても入りやすかったな。
夢中で見れた。

わかりやすい。
王道の展開。
映画ってこういうものだったよね。


モノクロの世界って驚くほどにいろんな色が見えてくるものだなと
感心したなぁ。映画でも写真でもそうなんだけど。
それにセリフがないと、途端にいろんな声を聞こうと探り出す。
これって人間の本能だよね。
足りないものを埋める能力というのかな。

だから顔の表情で今どんな状況(心情)かを読み取る。
読み取って行くんだよね。
実におもしろい。

芸術性が高い作品はとても好き。
良いものを見るとホッとする。
脳みそが喜んでいるのがわかる。

こういう映画が少なくなって来たように思うけど、そんなことないかな?
会話がなくても、成り立つ世界。
間の取り方。
大事だなぁ。

とても勉強になった作品でしたね。




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ミシェル・アザナヴィシウス 監督
2011年 フランス

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id341445/
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