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夜になるまえに [2000年]

2000年の作品なのね。
もっと前なのかと思いきや10年前ですか。


こゆいキューバの画づくりと、こゆい男のストーリーだったなぁ。

少し面食らった部分もあった。
こんな遊びがあったのか?ということだ。

キューバといえば、革命、そして南米のパリと言われた避暑地での出来事が浮かぶ私の単細胞な頭。
その中に、いたんですね。ホモセクシャルの存在。
そして、作家として言論の自由を奪われて戦っていた若者。

映画から歴史をしることが多いです。

つまり、革命者側からのストーリーをみることが多くて、すべての庶民がそれを望んでいると
錯覚していたのだ。
争いを避け、自我から生まれる才能を開花させたくとも、国の弾圧があり言論の自由を奪われている事実を。

なるほどなるほど。
側面だけを見て判断してはいけないということだなぁ。

超簡単に言ってしまえば、ホモの作家が自由を求めてキューバからNYへ逃げるお話。
されど、そんな簡単なことではないことを教えてくれるのが、この映画だったのです。

さて、主役のハビエル・バルデムは、「ノーカントリー」にも出ていたり、
「食べて祈って恋をして」にもでていて最近ちょっと私の気になる人であるので、
この映画に出演してるのを見て驚きまして。
なんだか上手いんですね。
顔も分厚い感じなのですが、役もそうで、見ごたえあるのです。
ホモシーンも妙なリアル感があっていい。

はじまりのシーンもいいのだけど、終わりのなんとも言えない彼の瞳がまたいい。
人の一生とは、もちろん彼は濃い人生を送っているけれど、こんなものなんだなぁと痛感した。
痛感という言葉をあえて使ったのは、彼にとってのゴールがここではなくて、
もっと先だっただろうにと感じたからだ。

自分の人生は、痛感なのか、そうでないのか?

なんて、歴史の誤った認識と自分の人生観まで考えさせるんだから
この映画はいい映画なんだろうな。。。

もちろん、画的にも好きな映画でしたよ。



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2000年 アメリカ
ジュリアン・シュナーベル監督

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=22016
http://www.asmik-ace.com/Bnf/top.html


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