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マイブリッジの糸 [2011年]

古いもので、1964年から現代まで。
アニメーションの世界は変わらないのかもと思った。

作家の世界感がたっぷりのこれらの作品たち。
私にはない世界なので圧倒されまくり。
これらは、アートだなぁ。芸術だな。
消してデザインじゃないなぁと。

これらのストーリーを思いつかず、これらの表現をどのようにして作ったのかわからず、
私にとってただただ感動し崇拝するしかない世界だ。

特に気になったのが、ビーズゲーム。
1977年の作品。
ビーズ一個一個から作ったのかな?
それにしても、ストーリーの展開が素晴らしく「もっと!」「そしてどうなる?」
とわくわくしている自分がいたんだ。
ビーズで出来た生き物が2つ。
出来ては食べて、食べたものが、食べられて
小動物から始まり最後には人間の戦争への展開。
これすごいよぉ。

技も好き。
数学的な世界であり、舞台は至って正常であるのだが、
見ている私が360度あらゆる角度から流れる様にみているのではないか?
幾何学的な正確な世界が、なんとも興味深かった。

こどもの形而上学
アニメ作家山村浩二さんが作った世界。嫌いじゃない。
口がチャックになって言葉を発せない口のチャックの繰り返しのイラストがとっても印象的で、
形而上学を調べてみると哲学に近いものと説明されていたが、
まさに子供を哲学的に語るとこのイラストがまさにそうだ!!!
感動したなぁ。

マイブリッジの糸。
イギリス人エドワード•マイブリッジさんは、馬が走った絵をつなぐことで、
動画の始めを作ったと言われている人。
馬を走る動画を山村さんがイメージし、時空を超えた親子のストーリーを
ミックスした作品。
始め、これらのストーリーはマイブリッジさんの生い立ちなのかな?と思ったのだが、
その答えはわからず。
アニメーションだけにつなぎの独創性が逆に自然で、話が展開していくリズムが心地よい。

この世界は、ほんとすごいや。



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マイブリッジの糸Bプログラム
http://syabi.com/contents/exhibition/movie-1462.html

カノン
1964年 カナダ
ノーマン・マクラレン監督、グラント・マンロー展

心象風景
1976年 カナダ
ジャック・ドゥルーアン監督

ビーズゲーム
1977年 カナダ
イシュ・バレル監督


2006年 カナダ
ジョルジュ・シュヴィッツゲベル監督

ワイルドライフ
2011年 カナダ
アマンダ・フォービス監督、ウェンディ・ティルビー監督

Fig(無花果)
2006年 日本
山村浩二監督

子供の形而上学
2007年 日本
山村浩二監督

マイブリッジの糸
2011年 カナダ・日本
山村浩二監督


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