SSブログ

日は成した [2011年]

ポップなドキュメンタリーだったな。

部屋から撮影された長い煙突はこの街の象徴的存在なのだろう。
その煙と空に流れる優美な雲は延々と映し出される。
そんな中、留守電のメッセージが流れてくる。
どうやら監督のプライベートメッセージのようだ。
画とはリンクしていないメッセージが流れ続けると、
切り離されていた目と耳がいつしかリンクし出す。
と同時にメッセージと画をリンクさせる編集にもなってくる。
そこに音楽が定期的に流れ、単調ではあるもののリズムが出来てくるようだった。

時に定点カメラが偶然に捉える火事や事故がリアルに起こり
間をつなぎ止めるようだった。

一方的な留守電なのに、意外と監督のプライベートが浮き彫りになる。
映画製作ってお金がかかるのね。とか、
監督保険に入ってあげなよ。とか、
愛人が泣いてすがっているよ。とか、
奥さん怒ってるよ。とか、、、
それでニヤリしてしまったり。

15年間撮影し続けたというこの作品。
お腹にいた子供も最後には14歳だものね。

記録映画でもあり、アート作品でもあるようだし
編集で演出を感じるドキュメンタリーだった。

--------------------------------------
スイス 2011
トーマス・イムバッハ監督

http://www.dayisdone.ch/
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(1) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 1

マイブリッジの糸光、ノスタルジア ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。