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星の旅人たち [2010年]

私の好きな映画分野。
スペイン北部巡礼の地、サンティアゴ・デ・コンポステーラの道の映画は手放しで大好き。
なにも知らずに選んで、見てたらその好きな題材で、しかも大好きなアラニス・モリセットの曲が挿入歌に使用されているんだから、もうアンテナびんびんですよ。
一挙に、私へのメッセージ性の高い映画になったな。
人生初1000m×2本の水泳をしたのにかかわらず、なぜか夜中まで起きていたご褒美。

言わずと知れた、巡礼の道の映画ともなれば、
ストーリーは決まっている。
何か問題があってもしくは、ひょんな事から主人公は巡礼をはじめ、
その途中出会いがあり問題を解決して行くロードムービー。
それが分かっていてさえも、、、分かっていてさえも、
最高なのだよ。

道の景色を見ているだけでもいい。
将来の予習をしていたるのかな?とふと思ったりして。
そう私はいつか歩きたいと思っているのだ。
どんな悩みなのか?
初対面の人達とのかかわり合いや、
自分の弱点を知り、ただひたすら歩く。

パウロ•コエーリョの作品は私のバイブル。
どれだけ励まされた事か。これからも何度となく読むことのなるだろう。

映画の話というよりは、サンティアゴまでの道に対しての思いが強すぎるかな?笑

ちょっと映画の話を書いとかないと。。。
主人公のトム(マーティン・シーン)は、監督の実父。
息子役も監督と、親子で作品にかかっているのもいいよね。

お父さんのトムが、息子の死を知り、スペインへ向かい、
警察官の人との出会いによって、道を歩き始めることになるんだけど。
ここでも「お告げ」のようなものがある。
息子を「火葬」にして道へ撒こうとトムが決めるあたりも、すでに気持ちが伝わっている。あの感じが上手いと思った。
警察官からもらった「石」のくだりも、同行した4人みんな持ち合わせているあたり、巡礼について心得ている。
途中の神父さんの数珠?とはいわなんだろうけど、あの感じも
人との繋がりを感じる。同じ年くらいだと、気持ちも通じ合うのが早い。

ジプシーの男の子がトムのリュックを盗んだくだり、
そういうことも現地ではあるんだろうなっと思ったけど、
まさかお父さんが出て来て、返しにくるとは思わなかった。
でも一旦は袋を開けたんだろうね。笑
遺骨が入っている事を知った、道理のあるジプシーのお父さんに感動しちゃった。
上手く説明できないけど、ジプシーの「まじない」ありだと思った。

道で出会ったということは、何かのご縁である。
もちろん、よくないこともあるだろう。それも学びの一つなのかもしれない。
ただ、目的を果たした時には、すべてが良き事になっているものなんだろうと思う。

そうそう。
アメリカ人を小馬鹿にするシーンがあるけど、この映画には、アジア人がいないのはなんでかな?アジア人も居たら、バカにされるのかな?


道の歩き方も学べたし、トイレの仕方とか、、、笑
いい映画です。
皆さんが気に入るかはわからないけど、私の様な人間には最高の映画でした。

前に進めそうな気がしてます。苦笑
公私混同した感想となりました。





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2010年 アメリカ・スペイン
エミリオ・エステヴェス監督

http://hoshino-tabibito.com/pc/

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