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アヒルと鴨のコインロッカー [2006年]

瑛太さん狙いとでも言いますか。
当時気になったこのタイトル。
やっと観る機会に恵まれました。

うん。おもしろいね。
実際の内容としては大変えげつない内容なんだけどそれを演出で
ちょっぴり切なくて、ちょっぴり残酷で、少し喜びが隠れてて。
邦画ならではのテイストのように思いました。
私も日本人だけど、このくらい軽い演出は観ていて楽ですね。
海外の人はどう思うのかはわからないけど。

留学生のブータン人。
孤独だったんだろうな。すごく。
そしてお友達ができて、大事にしていたんだろうね。
瑛太さんがブータン人に見えてくるからこれが不思議だね。彼は演技がうまいね。
ストーリー中、何がなんだかわからなくなって、そういう作品なのか?と諦めていた時に
最後紐解かれていき、ちょっと悲しくなるんだよね。

最初に書いたけど、えげつない内容なんだけど、
ボブ・デュランも相まって、清々しい映画になってた。
そうそれは、その事件よりも、信頼関係だったり友達にフューチャーしているからかな?
たぶんそうだ。うん。



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2006年 日本
中村義洋監督

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326658/


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松ヶ根乱射事件 [2006年]


予告で気になってみて来た。

人々のキャラクターや人間関係、そして全体を通した雰囲気はいい。

本当っぽい絡み、間の取り方がいいかも。

果たしてこんな時代、1990年頃とか書いてあったが、

つい最近じゃん。

誇張してると謳っていたしな。

でも、日本探すとまだまだあるんだろうな。

ちょっと、ぞっとする。




内容はそうだなー、うーんと唸ってしまった。

こういう作品は縁遠いかもしれん。




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2006 日本

監督 山下敦弘


http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326291/




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The illusionist [2006年]


クラシックな雰囲気の中、転回されるストーリー。

やや傍観気味で観ていた。




おい、おい、おい、おいおーーーーーっい。

これ、おもしろいです。




にやり、してしまう映画。

一つ一つがしっかり撮られていて確かに人間の記憶に刻み込まれて、

最後それが一つずつしっかり浮かび上がってくる、

そのようにされてしまう監督の表現力。




監督ってすごいなー。




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2006年 アメリカ/チェコ

監督 ニール・バーガー




http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id327031/




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グアンタナモ、僕達が見た真実 [2006年]


戦争は、現地でというより、会議室で起って欲しいな。




偽善的にも、困った人を助けに行きたいと強く思うことがある。

現場で何かできるのではないか、とかき立てられることがある。

それは大きな間違いだと、気付いた。




主人公らを自分に置き換えて、見ていたんだけど、

実際、あんな感じなんだろうな。




爆弾落ちてる時、

逃げてる時、

死ぬ時、




たぶん、、、静かなんだろうな。

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2006年 イギリス

監督 マイケル・ウィンターボトム 、マット・ホワイトクロス




http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326185/




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リトル・ミス・サンシャイン [2006年]


私は、映画館で声を出して笑うことができる。

アメリカで映画を観た時に、同じように更に堂々と笑って観てる人達を目にして

私は、アメリカ人かもしれないと思ったことがある。




この映画でも、笑った。

声を出して笑った。

そして、泣いていた。




個性的なキャスト達。

どうやって見つけてくるのか?

いや、演出が素晴らしいし、それをこなす人達が素晴らしい。

あんな性格の人達を想像できる脚本家は、すごいすごいと

改めて思った。




この手の笑っちゃう映画もいいもんだな。




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2006年 アメリカ

監督 ジョナサン・デイトン 、ヴァレリー・ファリス




http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail/tymv/id326063/




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ミリキタニの猫 [2006年]

魂が揺さぶられた映画だった。

「怒りはもうない。これからはメモリーになるのだ。」


はじめ15分見逃して入場。
映画は始まりと終わりが肝心なのに、なんてこと!
でも入場してすぐどっぷり映画に入り込めたのは、いい映画ってことだな。

この映画は、3年前山形ドキュメンタリー映画際で上映され
それ以降いい映画だと聞かされてきた。
ソネブロのF66さんからもお墨付きで、どうか映画館で見たいと思っていた。
偶然映画を調べていて見つけて本日、上映最終日に駆けつけたと言う訳だ。

当時80歳のジミー・ミリキタニさんは
カリフォルニアに生まれ、第二次世界大戦中にはツールレイク日系人強制収容所にいた。
そして、今NY在住の芸術家である。
9.11当日あのビル近くで逃げる事もせず絵を描いている中、監督に声をかけられ一緒に住むことになった。



若い頃から自分は芸術家として生きていきたいと強く願い、
死ぬ事は怖くないが、私はアーティストなのだからといい出兵も逃れたようだ。
日系アメリカ人が第二次世界大戦で収容されていたと言う事実をしらなかった。
そしてそこで強制的に市民権を奪われた。

路上に住んでいながら、生活保護を受けないと強い意志を持ち、
パスポートは日本製。
80歳の今でも「俺は稼げる。」という。

9.11絡みの映像と彼のコメントを同時に流すのだが、
「今も昔も変わらない。」
アメリカのやっている事はなにもかわらないという。
日本に原爆を落として、今も戦争し続ける、と。

アメリカに住みながらアメリカを猛烈批判をしている。

戦争でばらばらになった親戚にあったり、
生き別れた6歳上のお姉さんと連絡が取れたりと、
この監督と出会ってなければ彼の人生は今こうはいかなかったのではないか?と思ったりもする。

そして、収容所で自分の後を付いてきた年下の当時子供だった知人が
そこでなくなっていることが今も気になって、
収容所があるツールレイクへ行くツアーに参加。
そして、

「怒りはもうない。これからはメモリーになるのだ。」

というのだ。

彼の人生を見させてもらって、思いもよらないことだったので、ちょっとショックであった。
と同時に、ミリキタニさんの持っている信念(人間)がかっこいいと思った。
これぞ侍=日本人だと思った。
今の自分と置き換えて、恥ずかしくなってしまった。
一言一言が実に正しくて、長い間1人でNYで活動していて、
信念はまげずに自分をつら抜き通す、生きると言う事はこういうことか、
勇気をもらった映画だった。


初めての監督作品だったようで、被写体もユニークである事、その彼に会えた幸運、
それらを抜かしても、彼女の見つめる先の温かいこと。
そして編集もすばらしい。
監督が家に遅くに帰ってきて、ミリキタニさんが心配したというカットを入れたのは、
彼が娘を心配する一面を見れたようで、さすが監督憎いと思った。
とても人間らしい人なのだ。
ほんの少しそのシーンを挿入するだけで、彼がわかってしまうからだ。

これからも期待できる監督だなと思った。
この映画は多くの人に、特にもやもやしてやる気にならない毎日を送っている人には、
観てもらいたいな。


あー、何やってるんだろう、私。と言う感じだ。
もう一回観てもいいかも。
最近いい映画に当たってるかも。

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リンダ・ハッテンドーフ監督

2006年 アメリカ
http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/ 
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